英語を学ぶ人が、英語でアウトプットの練習もできるように質問を出してくれます。
時には、それぞれの答えに 『いいね』 や返事をくれます。
先日の質問は
「Is a hot dog a sandwich? 」・・・ホットドックはサンドウィッチですか?
または、食パンと食パンの間に、ホットドック(ソーセージ)、レタス&トマトを挟んだら、
ホットドック? ホットドックサンド?
私が書き込んだ答えは
「With coppepan, I don't say it is a sandwich.」
コッペパンを使ったら、サンドウィッチとは言いません。 と、言いたかったのです。
実は
「coppepan」(コッペパン)というスペルを書くにあたって、ためらいがありました。
なぜなら
和英辞典で 「コッペパン」 を引くと 「roll」(ロール)と書いてありましたし
ウェブで 「コッペパン 英語」 と検索すれば 「hot dog bun」(ホットドッグバン) と出てきたからです。
どうやら、コッペパンは英語ではないとわかりました。
広辞苑を引きました。
「コッペパン」・・・紡錘形のパン。 コッペは切ったの意のフランス語coupé(クーペ)の訛りか
まず紡錘形(ぼうすいけい)という単語は、ピンと来ないので引きました。
「紡錘形」(紡錘形)・・・円柱形の両端のとがった形。
クーペもフランス語辞書で確認しましょう。
「coupé」(クーペ)・・・切られた・裁断された
しかし、コッペンパンはフランス語でもないというのは、広辞苑の書き方でわかります。
なぜなら
広辞苑の解説の結び 「 ~ の訛りか」 の 「か」 に注目です。
言い切っていません。
重ねて広辞苑によれば
助詞の 「か」 は、「か何か」の形での疑問となる。
ということは、「コッペは切ったの意のフランス語coupé(クーペ)の訛りか何か」。
天下の広辞苑も 「その辺りじゃないの?」 と言っているわけです。
結果
「コッペパン」は、英語でも和製英語でもないが、外国語風なので和製外来語認定されます。
てっきり、よその国でもコッペパンと呼ぶのだと思っていたら
日本でだけ通じるパンの呼び方だったようです。