前回の『遅ればせながら 英語』の場面である英会話教室の続きになります。
小学生の孫の世話で久しぶりに出席した生徒が、若い英国人講師にお年賀(?)を渡しました。
以下の会話文は「 」内は原語で、『 』内は和訳です。
包装を外して品を見た講師は
講師 「What's this? 」・・・これは何ですか?
金のプレートにネズミが彫られている素敵な栞でした。
生徒 「A bookmark.」(ブックマーク)・・・栞です。
講師 『私はたくさん本を持っているのですが、栞がなくて不便だったところです』
と、喜びました。
今年がネズミ年なので、ネズミをあしらった縁起ものです。
生徒 「This year is the year of the mouse in Japan.」・・・日本では、今年はねずみ年です。
たぶん、英国人である彼は知らないだろうと皆で説明を始めたのですが
逆に訂正されてしまいました。
講師 「The year of the rat.」(ジイヤーオブザラット」・・・ねずみ年
英語のマウス(mouse)も、ラット(rat)も和訳では、ネズミです。
英語では
ミッキーマウスやパソコンのマウスでイメージされるように、マウスは小さくて可愛らしいネズミで
英和辞書によれば、ラットはマウスよりも大きい種類のネズミと表現されています。
干支は、そもそも中国が発祥で日本に伝えられたものです。
中国、台湾、韓国でもこの干支が使われていて、今年はネズミ年です。
その上、莫大な人口である中国人は世界各地にも住んでいるのです。
私が思っていたほど、西洋人にとって干支は聞いたことのない風習ではないようです。
ねずみ年をテキトーに英訳して 「ザ イヤー オブ ザ マウス」などと言って
教えた気になっていた私たちは、まさしく ”井の中の蛙” 状態だったようです。
ネズミ年のネズミはグローバルレベルで、大きい方のネズミ・ラットに統一されていました。
なんだか、生々しいネズミのイメージで残念ですが・・・。