息子は幼稚園時代
「アラジンと魔法のランプ」に出てくる ”空飛ぶじゅうたん” にとても興味を持ちました。
来る日も、来る日もその絨毯について質問してきたのです。
理想の子育てを目指していた当時の私は、思い切ってイラク大使館に電話で問い合わせました。
封書での質問ならば、お答えしましょうとの言葉通り、
私の質問に対してイラク大使館から返事がきました。
大使館勤務の日本人女性が、大使の言葉を日本語で綴ってくれたのです。
イラクでは皆が知っているおとぎ話であること。
絨毯は一つしかないこと。
アラジンが何も言わなくても、絨毯には行き先・行き方が分かるということ等々。
アラビア語が話せなくても探しに行けるように、描いた絨毯の下にアラビア語も書いてくれました。
当時は解読する方法もわかりませんでしたが、
あれから20年以上過ぎて、スマホのグーグル翻訳でカメラ読み込みが可能になりました。
アラビア文字をスキャンしました。
ちなみに、アラビア語は右から左へ書きます。
赤線の部分が、”魔法のじゅうたん” です。
残念ながら
どれだけ眺めてもアラビア文字の構造がわかりません。
「البساط السحي」(アルボソートセヘロ)・・・魔法のじゅうたん
発音できれば、良しとしましょう。
頂いたカードを携えて、絨毯探しにバクダッドへ行くはずだったのですが
治安やらコロナやらで、ますます難しくなっています。
大人になった息子も、当時の夢はいつの間にか忘れてしまったようです。
久しぶりに開いた手紙は、あらゆる事に前向きだった当時を思い出させてくれました。
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