私の何時間でも続けられる英語勉強方法は
アメリカTVドラマシリーズを日本語字幕で見ることです。
現在、夢中になっているのは、医療ドラマの「The good doctor」。
主人公は自閉症の青年。 大病院の外科医インターンとして働き始めました。
コミュニケーションの点では問題ありなのですが
彼の頭の中には、人間の臓器の位置や体内に張り巡らされる血管図が全て記憶されています。
いわゆる、サヴァン症候群。 レインマンと同様です。
本来であれば控えるべき言葉を言ってしまい、患者の不安を煽ってしまう失敗もありますが
瞬時に治療方法を分析する力も発揮します。
ストーリーが面白い上に、彼の話す英語がとてもゆっくりなので聞き取りやすいのです。
まわりのドクターも彼に対して要点を踏まえてゆっくりと話すので、初級ヒアリングに持ってこいのドラマです。
以前
アメリカの医療ドラマシリーズ「ER」は日本語吹き替えで見ていました。
このドラマも臨場感タップリでとても面白かったです。
今回、
日本語字幕で医療ドラマ見ていて気が付いたことがあります。
手術中の執刀医が 「メス」 と言って手のひらを上に向けるシーン。
日本語字幕は 「メス」 なのに、画面の執刀医は 「ナイフ」 と言っているではありませんか。
英語で手術用のメスは
「Knife」(ナイフ)・・・《手術用の》メス ・ ナイフ
「メス」が英語ではないのなら、ドイツ語かな? と思って調べたところ
オランダ語でした。
鎖国政策を取っていた江戸時代の日本が唯一通商を行っていた国は、阿蘭陀と書いてオランダです。
長崎出島のオランダ商館の医師によって伝えられたのが、蘭方医学。
時代小説では、
主に薬を処方する漢方医が、外科的治療をする蘭方医をまがい物だと排除しようとするシーンも度々出てきます。
なるほど
最初に日本に伝えられた西洋医学はオランダからだったので、日本では当時のオランダ語の 「メス」 と呼ばれているのですね。
「mes」(メス)・・・オランダ語《手術用の》メス
英語の勉強無しでも面白いドラマなので、機会があればご覧ください。
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