毎土曜日、朝日新聞朝刊に折り込まれる「Be on Saturday」。
タイトル「悩みのるつぼ」に、読者から寄せられた悩み相談が掲載されます。
回答者は持ち回りで、昨日は私の大好きな ”社会学者・上野千鶴子先生” でした。
上野千鶴子さんは、ジェンダー論において舌鋒鋭いことで有名です。
上野千鶴子さんがしばしば使うカタカナ言葉で、以前から気になっていたのが
「マンスプレイニング」。
これは、アメリカ人女性が創作した造語だそうです。
女性ならば、絶対に体験したことがあるはずです。
「ちっ」と舌打ちしたい気持ちを抑えて、「そうなんですねぇ」と相槌を打ったことも、あるでしょう。
聞かされる女性がその件に関して、詳しい詳しくないに関わらず、
また、聞きたいか聞きたくないかに関わらず、
男性が偉そうに説明してくることです。
紙面の「悩みのるつぼ」コーナーでは、奥さんやお子さんから
「父親のマンスプレーニングをやめさせるには」の相談が持ち込まれます。
「いちいち偉そうに解説してきて、ムカつく」
光景が目に浮かびます。
上野千鶴子先生は、「オジサンが教え諭してあげようとするお説教」もマンスプレイニングと定義していて
オジサンキャスターの横に、若いキャスターが座って頷く図も、マンスプレイニングだと言い切ります。
私はクリーニング店で受付パートをしています。
私より年上の男性客、つまりオジイサンは、社会情勢や選挙について、
「こういうことなんだよ」と、私が世間知らずを前提に、教えようとする方が多いです。
「ニュース見てるんだから、知ってるよっ」
そう思うこともしばしばですが、そこは接客業ですので
「なるほどね~」と相槌を打ち、良い気分にして帰してあげます。
今後は、
マンスプレイニングの言葉を使って、楽しめそうです。
「マンスプレーニングもほどほどにしないと、ブログのネタにしちゃいますよ~」
心の中で思いながら、耳を傾けます。
英語表記は
「mansplaining」(マンスプレイニング)・・・”女性は男性より物事を知らない” を前提に、男性が説明を押し付けてくること。
「man+splaining」
「splainig」は「explain」(エクスプレイン)・説明するの動名詞型「explining」。「ex」を響きで「s」で表している。
しかし、
アメリカ人女性が言い出したなら、アメリカ人男性もそういうオジサンが多いのですね。
オジサンの偉そうな解説は世界共通で、ウンザリさせられるのも世界共通。
男女平等社会が進むと
「ウーマンスプレイニング」の言葉も現れるかもしれません・・・。
(私も気を付けないと・・・)
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