そうなんだ。

外国語で知ったこと。

名詞 + フリー  英語

2018-11-10 17:40:10 | 語学
20代の娘の肌がいつもより綺麗に見えました。

娘 「化粧水をグリセリンフリーにしたら、脂も出ないし化粧崩れしなくなった」

私 「そうなんだ。 でも私のは自然派高級化粧水だから、もともとそういうのは入ってないと思うよ」

なんの根拠もなく言い切ってから、化粧水の成分を確認すると、しっかり “グリセリン” と表示されていました。

グリセリンは保湿効果が高く安全であるとのことで、ほとんどの化粧水に配合されています。
しかし、娘の肌の状態を見ると、確かに綺麗になっていますから、これを試してみる価値はあります。
彼女の肌のDNAは私と同じでしょうし・・・。

そこで
毎日使用している 『マツモトキヨシのセラミド美容液』と
昨年京都・伏見の酒屋で見つけた “飲める化粧水” の清酒を手のひらで混ぜて化粧水がわりに使ってみました。
この組み合わせは、グリセリンフリーです。



使い始めて二日目ですが、良い感じです。
今日は11月だというのに、日中は25度まで気温が上がりましたが
娘が言うように、あまり脂が浮かないので、ほとんど化粧崩れしませんでした。
心なしか、肌の赤味も抑えられて白く見える気もします。

グリセリンを使わない方が合う肌タイプなのかもしれません。

ところで、最近この「フリー」という言葉をよく耳にします。

グルテンフリー
糖質フリー
ケミカルフリー
ストレスフリー
タックスフリー

一昔前まで「フリー」と言えば、「自由」という意味でした。

「free」(フリー)・・・自由な・無料の

ところが、英和辞典をよ~く見てみると 「-free」の欄がありました。

「-free」・・・(名詞につけた合成語で)「・・・のない」

名詞 + フリーで、「名詞 + ない」となるのです。
日本で適当に作った言葉かと思っていたら、英語として通じるのですね。

グルテンがない・糖質がない・化学物質がない・ストレスがない・税金がない

商品説明は
フリーなんて気取って言わないで「ない」と言ってくれたほうが、わかりやすいですよ。

「糖質フリー」 VS 「糖質なし」

やはり、「糖質フリー」の方が、カッコイイかな?



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フィードバック  英語

2018-11-07 15:27:16 | 英会話教室
私が通う英会話教室の話です。

若い英国人講師はとても熱心に詳しく英語を教えてくれます。
時に、ホワイドボードに例文を何通りも書き出して、細かい使い分けまで説明してくれます。

このクラスの生徒は6人にいます。
ミドルの私が他の生徒より一回り以上若く、お姉さま方は社会で言えば定年を過ぎたお年頃。

私を含む皆の意見は一致しています。 彼はとても良い人物で好きだけど

1.私たちは、一度にたくさんのことは覚えられない。
2.私たちは、細かいことはさて置いて、日常会話の練習がしたい。
3.私たちは、現在使っているテキストブックは面白くないと感じている。

この意見をこのクラスで一番若い私が代表して、授業の冒頭に言うことになっていました。(英語で)

以下 「 」内はその言語で、『 』内は和訳になります。

私 『いつも詳しく英語を教えてくれて有難く思っています』

講師 「But・・・」

敵もさる者・・・。
まずは、講師をほめる言葉を言うと、すかさず若い英国人講師は 「バァ~ット」(しかし)と相槌を打ちました。
何か言われる予感がしたのでしょうね。

私 「As you can see, we all are not so young.」 ご覧の通り、私たちは皆それほど若くはありません。
  『私たちの脳もまたフレッシュではないので、一度にたくさんのことを覚えられません』

講師 『そうなの? 日本人の年齢はわからない。 皆30代くらいに見える』

こ・れ・は・・・。 お世辞なのでしょうねぇ。

こんな感じで、細かい説明を聞くよりも会話の練習をしたいこと。
ひとつの方法として、次々に生徒を指名して発言させたり、講師の発音後に繰り返し私たちに発音させても良いのではないか。
と続けました。

その後、皆が次々に 『私も同じ意見です』 と言っては、気の毒そうに

「Sorry」・・・ごめんなさいね

すると、
『ごめんねなんて、言わないで下さい。 フィードバックは有難い』 と言ってくれました。

フィードバック。 
始めて聞く単語ではありませんが、はっきりとした和訳を確認しておきましょう。

「feedback」(フィードバック)・・・反応・感想・意見

そうでした、 そうでした。
“消費者からメーカーへのフィードバック” という言い方をしますね。

今回
一生懸命に教えてくれる講師にこんなこと言ったら悪いかしら?
日本人特有の懸念があったのですが、さすが西洋人です。
フィードバックは歓迎と、私たちの心配は杞憂に終わりました。

テキストも変更することになりましたし、この日の授業は次々に指名して答えさせたので
緊張感あふれ、テンポの良い楽しい授業となりました。

ただ、授業中に講師が

講 『ここは詳しく説明したいところだけど、やめとくよ』

と、早口英語で言ったのには思わず苦笑しました。

敵もさる者・・・。


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ファスナー・チャック・ジッパー 日本語どれ?

2018-11-04 11:01:35 | クリーニング店
私が受付として働くクリーニング店での出来事です。

夕方、年配の男性がクリーニングの引き取りに来店しました。
クリーニングの受取書が彼のお財布に入っていて、そのお財布は着用中のかぶるタイプジャンバーのポケットに入っていて
そのポケットのファスナーが途中で噛んでいて、お財布が取り出せない状態でした。

始めはカウンター越しに、ファスナーを下ろそうと奮闘する様子を見ていたのですが
焦っても焦っても、一向に動かないようなので
私は気の毒に思い、カウンターを回ってその男性の横に立ち、お手伝いをしました。

ポケットの位置は下腹辺りなので、私は上半身をかがめて、顔を近づけて、手元に力を入れていました。
薄暗くなってきた通りから、照明のついた店内は丸見えだったでしょう。
年配男性とミドル女性のこの体勢は、角度によってかなり違和感のある光景だと推測できます。
そこへ、年配の女性客が新たに来店しました。
私はその不思議であろう体勢のまま

私 「いらっしゃいませ~」

女性はギョっとした表情から、不思議そうに

女客 「着たまま表示を確認しているの?」

なるほど。 そんな風にも見えましたか。

私 「いえ、ファスナーが噛んでしまって、お財布が出ないんです」

男性客に断って、先にこの女性の受付をしました。
すると、親切にも今度はこの女性が、上半身をかがめて、顔を近づけて、手元に力を入れてお手伝いを始めました。
やはり、どう見ても違和感のある光景です。

年の功だけあって、彼女はファスナーの噛みを解消するよりも、隙間から財布を取り出すことに専念しました。
結果、ファスナーは噛んだままですが、お財布は無事取り出せたのです。

良かった~。 とりあえず一件落着。 男性客もほっとした様子。

しかし、
直後に年配女性客が年配男性客に掛けた言葉に、“ひやっ” と、させられました。

女 「おじいちゃん、良かったわね」

お・おじいちゃん?

いいんですか? その呼び方?
おじいちゃんと呼ばれるには、まだ、という風に見えますけど。

しかし、「ありがとうございます」と恐縮していたので聞こえなかったのか、気にならないのかは定かではありませんが
気分を害した様子もないので、ホッとしました。
接客商売は気を使うんですよ。

ところで、ファスナーとチャックとジッパー。
ファスナーは元々が 「シートベルトを締めて下さい」 でおなじみの“閉める”という動詞からきた言葉です。

「fasten」(ファスン)・・・閉める・締める・(衣類のボタンを)留める

ここから
「fastener」(ファスナー)・・・留めるもの・締めるもの

となりました。

ジッパーとチャックは、このファスナーの商標です。
アメリカでは、ファスナーのことを商標名のジッパーと呼ぶ人がほとんどです。

チャックは、日本の商標名です。 カタカナですが外来語ではありません。 日本でしか使われない単語です。

なんと、
ヒモを引っ張ったり緩めたりすることで、閉じたり開いたりする
巾着(きんちゃく)をもじってつけた名前だそうです。
巾着(きん・ちゃく) → (ちゃく) → チャック

へ~。 



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