休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

消滅した古墳 清水山古墳

2012-10-08 22:37:14 | 史跡を歩く
 先日、京都外国語大学に用事があり、周辺をぶらぶらと歩いている時に、住宅街の中にある工場の入り口にこんな石碑を発見!



 「清水山古墳跡」と書いてあり、そのほかに、この石碑には全く何も書かれていず、周辺にも看板等もないことから、少し気になって、家に帰ってから調べてみた。

 このあたりには、嵯峨野古墳群と呼ばれる古墳群があり、太秦支群として、前方後円墳を中心にいくつかの古墳が造営されていたそうだ。ほとんどの古墳は住宅開発などによってすでに消滅しており、現存しているのは、天塚古墳、蛇塚古墳、片平大塚古墳などほんの数基であるらしい。清水山古墳跡の石碑があったところから、南にこんもりとした森が見えるが、それが天塚古墳であったのだろうか。
 蛇塚古墳は、小学生の頃見に行った記憶はあるのだが、行ったという記憶のみで他は何も覚えていない。

 この清水山古墳も、住宅開発に伴い、消滅した古墳のようである。判明しているのは、墳丘が全長約57mの前方後円墳であることと後円部に石室があったことで、ちゃんとした調査はなされていなかったらしい。

 このあたりは、宅地開発をされたときは、まだ発掘調査なんて一般的じゃなかったのかな。残念なことである。

 おそらく、このあたりは古代豪族の秦氏、根拠地の一つであったといわれる。この古墳に葬られた人も、秦氏の有力者であったのだろうか。
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