阪神タイガーズ前半戦首位に思う

　今年の我がタイガース。意外や意外２位中日に五ゲームの差をつけ、単独首位で前半戦を終える。
　阪　神 91試合 53勝 34敗 4分 勝率.609
　なんと貯金19は出来すぎと思えるほどである。とにかく阪神を上昇気流に乗せた立役者を挙げると投げる方では藤川、打つ方では金本かなと思ってます。とにかく投手陣で藤川、ウイリアムス、久保田の三本柱が確立したことが大きい。バッタバッタと三振を取れるので見ていても気持ちいし、すごいもんです。ちなみに藤川は年俸２２００万円、久保田は３２００万円と比較的お安く、ウイリアムスにしても１億２０００万円となっています。あと中継ぎで頑張っている江草は１４００万円、橋本も１２００万円（いずれも推定）。全員足しても２億円に満たないですねえ。どこぞの金満球団に聞かせたいような金額ですねえ。
　そして考えてみればウイリアムスを除くとみんな松坂世代、先発で頑張っている杉山も一緒です。その競争意識というのもあるんでしょう。やっぱり人間ある程度高いレベルで揉まれないといけないのかもしれませんね。
　とにかく投手陣の充実ぶりは素晴らしいものがあります。そして非常に若い投手が多いというわけで、この投手陣が盤石な内に次期大砲を獲得、育てないと。今年はどうやらドラフト制度は更に改悪の方向に向いているようなので制度にのっとって、大学生から１名、高校生から１名ドカーンととっちまいましょう。（苦笑）
　しかし昨年度あれだけの議論をしてこんなアイデアしか出せん経営者会議と言うのは何をしてるんでしょう。どう考えても金のある球団が得をするようになっているというのに。極端に言えば高校の目玉と大学の目玉の両方の双取りできるということでしょう。自由契約枠は減ったとしても、行使することのデメリットもないようだし、ますます戦力不均衡になっていくと思いますが、いかがでしょう。どこぞの金満な球団が言い出したようなアイデアですが、もはやその神通力も薄れている気もするんですが、どこまでもおんぶ抱っこですなあ。
　話は戻しますが、打つ方は逆に高年齢化が著しい。２０代といったら、レギュラーでは鳥谷、藤本ぐらいだもんな。とにかくここ２年は頑張って打者を補給しましょう。特に今年は地元に逸材が揃っているようだし、よろしく頼みます。
　とはいえ金本を中心によく打線はつながってます。鳥谷もなんだかんだといって期待通りの活躍をしてます。ここ数年穴だったショートも埋まったのは大きい。（そしてトレードで楽天に行った沖原も3割を打つ活躍をしています。）

　あとはこのままうまいことゴールインしてくれればいいのだけど、阪神ファン歴30年の私、そうそう楽観的にはなれません。ネガティブな思考が染み付いてます。未だ阪神の活躍を信用はしてません。いつ藤川の肘がクラッシュするのか、金本の足がどうにかなってしまいそのまま失速なんてことをふと考えてしまいます。
　昨日、巨人に大勝、少しだけ希望が見えましたが、まだまだ信じてはいけません。まだ２年しか経っていないのですから。