星空を歩く -巨大望遠鏡が見た宇宙-
渡辺 潤一著 講談社現代新書
最近小学生の娘が星座等に興味を持ち出し、いろんな事を聞いたり、話したりしてくるのでおとうちゃんも負けじと読んだ本である。
春夏秋冬の星空の紹介とともに天文学の新知見を盛り込んでおり、非常に面白い本でした。本書の中でウルトラマンの故郷M78星雲のことを触れており、その昔私が小さかった頃本当にあるのか話題になったものです。実際にあり、オリオン座の近くにあるそうです。ただ暗いので肉眼では見えないらしい。
そうそう流星群の種類でジャコビニ流星群のことも乗っていました。理科系には縁遠い私でもこの流星群の名前は覚えています。なんといってもとんでも野球漫画「アストロ球団」に確かジャコビニ流星打法だか投法だかわからないけどそういうものがあって覚えてました。すごい漫画で毎回流血、死者が出るような荒唐無稽な野球漫画でした。
しかしこういう本を読んでると、われわれの生きている時間というのはほんと宇宙にとっては瞬きしているほどの時間にも該当しない一瞬のものなのだなあと思う。人類という種自体もほんの一瞬の出来事なのである。悠久の時間の流れの中で、わずかずつ動いているのである。いずれは地球も膨張した太陽に飲み込まれ宇宙の塵となってゆくのである。そしてまた次の星の材料となっていくのである。そしてそれは何十億年、何百億年の月日の中で培われていくのである。
万物の霊長といっておっきな顔をしている人類も宇宙という視点で見れば、ほんとちっぽけな存在であるということを知るということは私達が生きていく上で大事なことかもしれない。今、地球という惑星に異変が起こっているとしたら、私達は未だ地球の上でしか生きることが出来ないのであると考えると環境問題への視点も変わってくるかなあと考えたりします。自分がちっぽけな存在である、死と再生(元素レベルの話ですが)という輪廻の中で生きているのだということを理解することは大事だと思います。なんか手塚治虫の「火の鳥」ようのようなことを言っていますが…。
この本を読んでて小さい頃、夜、外に出てはお月さんがずっとついてくるのが楽しくて走り回ってたり、双眼鏡で木星を眺めたりしていた頃を思い出した。最近、そんな子もいなくなったよなあ。夜の街をあるいている子はゲームばっかりしてるしなんて事を考えてしまいました。
しかし、この本残念ながら版元では絶版になってます。2000年に出たばかりなのに。講談社現代新書の自然科学関係の本は絶版になるのがホント早い。せめてたまに復刊とかしてくれないだろうか。
渡辺 潤一著 講談社現代新書
最近小学生の娘が星座等に興味を持ち出し、いろんな事を聞いたり、話したりしてくるのでおとうちゃんも負けじと読んだ本である。
春夏秋冬の星空の紹介とともに天文学の新知見を盛り込んでおり、非常に面白い本でした。本書の中でウルトラマンの故郷M78星雲のことを触れており、その昔私が小さかった頃本当にあるのか話題になったものです。実際にあり、オリオン座の近くにあるそうです。ただ暗いので肉眼では見えないらしい。
そうそう流星群の種類でジャコビニ流星群のことも乗っていました。理科系には縁遠い私でもこの流星群の名前は覚えています。なんといってもとんでも野球漫画「アストロ球団」に確かジャコビニ流星打法だか投法だかわからないけどそういうものがあって覚えてました。すごい漫画で毎回流血、死者が出るような荒唐無稽な野球漫画でした。
しかしこういう本を読んでると、われわれの生きている時間というのはほんと宇宙にとっては瞬きしているほどの時間にも該当しない一瞬のものなのだなあと思う。人類という種自体もほんの一瞬の出来事なのである。悠久の時間の流れの中で、わずかずつ動いているのである。いずれは地球も膨張した太陽に飲み込まれ宇宙の塵となってゆくのである。そしてまた次の星の材料となっていくのである。そしてそれは何十億年、何百億年の月日の中で培われていくのである。
万物の霊長といっておっきな顔をしている人類も宇宙という視点で見れば、ほんとちっぽけな存在であるということを知るということは私達が生きていく上で大事なことかもしれない。今、地球という惑星に異変が起こっているとしたら、私達は未だ地球の上でしか生きることが出来ないのであると考えると環境問題への視点も変わってくるかなあと考えたりします。自分がちっぽけな存在である、死と再生(元素レベルの話ですが)という輪廻の中で生きているのだということを理解することは大事だと思います。なんか手塚治虫の「火の鳥」ようのようなことを言っていますが…。
この本を読んでて小さい頃、夜、外に出てはお月さんがずっとついてくるのが楽しくて走り回ってたり、双眼鏡で木星を眺めたりしていた頃を思い出した。最近、そんな子もいなくなったよなあ。夜の街をあるいている子はゲームばっかりしてるしなんて事を考えてしまいました。
しかし、この本残念ながら版元では絶版になってます。2000年に出たばかりなのに。講談社現代新書の自然科学関係の本は絶版になるのがホント早い。せめてたまに復刊とかしてくれないだろうか。
---宇宙少年団の教材にも採用されました---
1mm位の点も描けるので星座図にマークして、子供や孫達に説明した所好評でした。
太陽儀のノブや角度目盛にマークして使っています。
また 毎夜消灯後 エメラルドグリーンに光る、シーリングライトに描いたオリオンを眺めながら眠っています。
よろしければ一度ご覧下さい。