休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

厳島神社国宝展に行ってきました

2005-02-13 08:58:25 | 博物館へ行こう
 先日、家族を連れて朝早くから奈良国立博物館で開催されている厳島神社国宝展へ行ってきました。朝うちがまだ暖かく観光日よりでしたが、博物館を出たお昼ごろからは急激に気温が下がり、なんと雪まで降ってくる一日でした。
 今回の展覧会は、ここ数年の台風で多大な被害を浴びた厳島神社の再建費用を捻出するために催されたものだそうです。展示されている写真を見てもその被害のひどさが見て取れます。
 この展覧会の目玉はなんと言っても俗に言う「平家納経」でしょう。紺地に金泥で書かれた写経ですが、そして見返しなどにもきれいな仏画が描かれています。教科書等に載っているのでよく知られているとは思いますが、この目で見たのは初めてです。保存状態もよく非常に美しいものでした。平清盛の直筆で書かれたものも展示されていましたが、「平家物語」などで受ける悪入道、粗暴な印象とは違った、非常にきちっとした字で書かれていて、六波羅蜜寺で昔見た「伝清盛像」の印象に結びつく。案外理知的な理論家だったのかもしれない。
 その他同じ納経でも紺地金字のものだけでなく料紙(というのかきれいな紙)に大和絵がかかれたものもあったりして、いろいろな種類があるということを始めて知った。五輪塔のようなものに文字を当てはめて書いているのもあった。それそれが美しく、平家の文化の華やかさを窺い知れるものであった。というか厳島神社にこれだけのものが残っているからこそ平家の優雅な、雅なイメージが植え付けられているのだろうが。(そういや京都の大学の先生は、わりと平氏政権を積極的に評価さえている方が多いような。)
 また、これらの経本を納めている箱があり、豊朝臣正則という署名があり、福島正則は豊臣姓を名乗っていたんだと新発見した次第。そして豊臣氏と厳島神社自体もまったく無関係ではないようだった。なお我が娘は、この経箱を見て、「おおきな弁当箱!」とのたまい、周囲の失笑を買っていたようだった。
 全体的に人が少なく、比較的ゆったりと見れた。
 その後、常設展を見た。なんと言っても中国古代の青銅器コレクションはすごい。何であんなごたごたした造形にはしるのか、過剰以外なにものでもないような気がする。何回見ても面白い。子どもにラーメン屋の模様(きせん紋)がいっぱいあるでと関心を買うも全く無視されてしまった。悲しい。展示している建物もなんか落ち着く建物ですよね。殷の人は目に凄い呪力のようなものをみていたのかなと思ったりします。いや~なかなか面白かった。たまに美術鑑賞もいいですよね。
 
 厳島神社HP
 http://www.hiroshima-cdas.or.jp/miyajima/jinja/jinja.htm
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