ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

上原の涙

2009年04月08日 | 家族

WBCの興奮も余韻も冷めないうちに日米両リーグの野球シーズンが始まった。
野球はほとんど見ないので選手の名前もろくに知らないのだが、松井の開幕戦ホームランの記事の脇に上原のコメントが載っていた。

巨人のエースだった上原が今年からメジャーで投げる。
それも最下位だったオリオールズでだ。
活躍も待遇も華やかな松坂とはとても対照的に見える。

ろくに知らない野球の中で上原の存在がなぜか気になるのは、プロデビューの年の 「上原の涙」 の一件を覚えていたからだ。
消化試合に登板し相手選手に記録を作らせないために敬遠を命じられた。
若い上原、勝負をさせてもらえない悔しさからマウンド上で涙を流した。

純な上原には心を打たれたが、それ以上に当時の野球界には腹が立った。
アマスポーツとプロスポーツは見る側の視点が違う。
アマスポーツは、選手の努力、支えた家族、生い立ち、すべてひっくるめた人間のドラマとしてみる面が大きい。
プロスポーツに求めるものは、妥協のない勝負、芸術的な技、早さ。

勝負と関係ない駆け引きを、金を払って見た観客はどう思っただろうか?

上原がお客のことを考えたかどうかはわからないが、素直に悔し涙を流した上原。
8日には登板するらしい。
ユニホームを着ていないとふつーの人に見える上原を、なんだか応援したくなるのです。

全ての職業がプロ意識がある以上、お金を払ってくれる客の満足を第一に考えるべきだ。
我々も農業のプロ。プロの作った花を見せないといけないな、、、、と。

我が家の農作業も開幕だ。
夏小屋もできてパーツが出揃った。
速い品種の発芽も始まった。
コメント (4)
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