●今日の一枚 108●
Zoot Sims & Al Cohn
Jazz Alive ! A Night At The Half Note
ズート・シムズとアル・コーンのテナー・バトル、ニューヨークの老舗ジャズクラブ「ハーフノート」での1959年のライブ録音盤だ。
何度聴いても、とにかく気持ちよくて楽しいアルバムだ。ズートとアルのテナーはよく歌い、バトルというより、ともに演奏することの喜びに溢れている。演奏者が楽しんでいるのが目に浮かび、聴く側もノッテきける。後半の2曲には、激情のアルト奏者フィル・ウッズも加わり、さらにエモーショナルでノリの良い演奏となる。この時期のズートとアルは、ダブル・テナー・アルバムをいくつか残しており、(全部で8枚)、どれも秀作であるが、ノリの良さに関してはライブ録音のこのアルバムが一番ではなかろうか。
ハーフノートとはかつてニューヨークにあった老舗ジャズ・クラブだが、小川隆夫のライナーノーツによれば、イタリア料理が味わえるレストランでもあったのだそうだ。うまい料理に、最高のjazz、私も行ってみたかった、などと意味のないことを考えてしまった。
ハーフノートが店を閉めたのは、1974年のことだった。
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