WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

こんなレッド・カーランドが好きだ!

2010年05月01日 | 今日の一枚(Q-R)

●今日の一枚 263●

Red Garland

When There Are Grey Skies

Scan10009

 今日からGWである。いい天気だ。HCをつとめるバスケットボールチームの練習につきあわねばならないため、今年もゆっくり休めそうにない。最近、バスケットボールの練習に付き合うのが億劫になってきた。年のせいだろうか。思えば、週休2日になってだいぶたつが、休日をゆっくり過ごしたことなど数えるほどしかない。忙しい忙しいといっているうちが華なのだろうが、やはりもうそろそろ休日をゆっくりしたいなと考える今日この頃である。

     *     *     *     *     *

 レッド・ガーランドの1962年録音作品、『ホエン・ゼア・アー・グレイ・スカイズ』である。CDには、ボーナストラックとして⑦「私の青空」が収録されている。しっとりとしつつ、溌剌とした演奏で今日の天気にぴったりだ。ブルースフィーリング溢れる③「セント・ジェームス病院」の名演で名高いこのアルバムであるが、私が聴くのは①「ソニー・ボーイ」と⑥「誰も知らない私の悩み」である。静謐で、一音一音が繊細に、ゆっくりと奏でられるメロディーに身体が同化し、全身が脱力していくのがわかる。横になり、目を閉じて、音楽に身をゆだね、深く堕ちてゆきたい。

 こういうレッド・ガーランドは大好きだ。