王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

東国原知事 鳥インフルエンザ 現地視察

2007-01-25 09:18:30 | 社会
鳥インフル「連携と協力を」 宮崎県知事(産経新聞) - goo ニュース

昨日夜テレビ朝日の「報道ステーション」を見ていた その中に宮崎県知事(そのまんま東改め東国原英夫氏)が県内に新たに発生した日向市の鳥インフルエンザの発生現場を視察する場面を写した

どうも取材の編集に爺は悪意か穏やかに考えても意地悪さを感じた
本件の本部長である県知事が「現場に立ち入り禁止」と県幹部により「視察を拒否された」かの発言 そして「部外者立ち入り禁止の警告標識」を写し出す

おいおいこれは警察で言えば封鎖線で「不要なものは立ち入らせない」との警告と同じでないか 
高病原性の鳥インフルエンザであれば出来る限り不急不要の者は現場に「立ち入らぬ事」が望ましい
朝日の報道は「あたかも本部の長が県の幹部により現場立ち入りを阻止された」様に報道した

現場からすればそうでなくても「てんてこ舞い」なのに知事が大勢の報道陣を引き連れてやってくれば「その応対に人を裂き気を使わないといけない」
新知事の就任、現地との連絡不足、調整不足はあったのであろう
しかし防疫の常識からする「立ち入り禁止の措置」は現地が正しい
規制線の前で地元選出の自民党衆議院議員に「必要な時には何分の援助をお願いします」と挨拶していた
TVはなすことなく引き上げた様に写すが新聞によれば250メートル程の所から消毒現場を視察の後引き上げたそうである

新知事としてこの時点で現地視察をするか県政全般を掌握する事を優先するかは難しい判断である
新知事は「現地を視察に行く」との政治的パーフォーマンス(鳥インフルに関心が有るとの政治的演技)を選択した
現地に行けばはや「地元の自民党衆議院議員が視察に来ており」名刺交換と挨拶の一つもしておかなければ後日「発生直後視察もしなかった」と非難された時抗弁が出来ない事になったであろう 「あいつは葬式にも顔を出さなかった」と非難されるのと同様 「行ったか行かなかったかが問題」という問題であろう やがて県政を掌握され司(つかさ)司に権限と責任を与え「必要かつ充分な対応を取らせる」その事が東国原知事の仕事になる
現地視察により学んだ事を県政に反映して欲しい

産経新聞:
宮崎県日向市東郷町の養鶏場でブロイラー約570羽が死に、高病原性鳥インフルエンザが疑われている問題で、宮崎県の対策本部長を務める東国原(ひがしこくばる)英夫(そのまんま東)知事は24日、現地を視察し「京都や山口の前例を参考に、養鶏業者への対応などを検討したい」と、対策に全力を挙げる考えを示した。

 これに先立ち県庁で開かれた対策本部の会議では「本部長として一生懸命、防疫対策に取り組む。皆さんも連携と協力をお願いします」と幹部職員に指示した。

 また農水省はこの日の対策会議で、鳥インフルエンザと確認された段階で、感染経路究明チームが現地に入り調査することを決定。連絡調整を強化するため職員1人を宮崎県に派遣した(引用終わり)
コメント (4)
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