王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

山崎拓氏 訪朝

2007-01-09 09:14:45 | 政治
山崎拓氏、9日に平壌訪問…核問題など意見交換(読売新聞) - goo ニュース

5日に山崎氏の訪朝の話が出たらあれよあれよと具体化し昨日北京入り中国要人と面談の後今日午後にも平壌入りとなった

報道を纏めると山崎氏は
その1:個人(議員)での(外交)行為である
その2:核問題など広範に北の要人と意見交換するつもり らしい

解説によると
その1:六カ国協議その中で米朝二国協議さえ行き詰っているのに個人で何するつもりなの?との疑問が多いが いやいや政府とも米国とも十分話あっての事であるとの見方もある(平沢勝栄氏談)
その2:昨年7月に北側から招待状を受けたらしいが今でも有効だとして核実験実施後の今いったい誰が(平壌)空港に出迎えが来るか? (高官は)来ないのではとの話もある
その3:北が日本と二国間で核の問題で譲るはずも無いから「拉致問題」に何がしの妥協点を模索しようとの見方が強い 

思い出すと一昨年4月?だったか「二元外交」との批判に関わらず平壌訪問をした「山崎・平沢コンビ」が結局なんで訪朝したか分からなかった
そのときの平沢氏の弁明の辞:後世必ず評価されるとの事であった

さて前にも書いたが「朝鮮半島」での問題を日本が決めようとすれば日本と米国との間で完全な合意が無ければならない
その意味で安倍総理と麻生外相はライス国務長官との間で何を決め何を決めてはならないか十分に話し合い合意に達していなければならない 日本側の要請である「拉致問題」が事前か「北の核放棄」とが同時に解決しなければ「北援助のATMにはならない」との発言が了解されているとすればその見返りに日本が勝手にやってはならない事も有る 何を日本はやって良いのであろうか?

以上を踏まえた上で日朝両国のの意思疎通はそれなりの意味があろう そこを外して「拉致問題」で北の僅かなリップサービスで「米を10万トン寄贈」とか「制裁措置緩和」なんて事につなげてはならない
とても小泉前総理の訪朝の地ならしにはならなかろう 日朝共同宣言はすでに北の核実験で崩壊しているのであるから 又山崎氏が訪朝する位で核問題に進展があれば六カ国協議を超える威力を見せる事になる まあそうなれば大いに喜ばしい事で爺はその時失礼を幾重にもお詫びしますよ

読売新聞:
自民党の山崎拓・前副総裁は9日に北京経由で平壌を訪問し、北朝鮮高官と核開発問題などについて意見交換する。
 政府・与党関係者が7日、明らかにした。

 政府関係者は「政府は一切関係していない。訪朝は山崎氏独自の判断と行動だ」としている。

 山崎氏は8日に日本を出発し、北京に1泊する予定だ。

 山崎氏はかねて、「日本も北朝鮮に直接出向き、核問題などについて説得する努力が必要だ」と早期に訪朝し、核問題の解決の糸口を探ることへの意欲を示していた。(引用終わり)
コメント (12)
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