王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

久間氏 防衛相辞任 後任に小池百合子氏

2007-07-04 00:03:39 | 政治
久間防衛相辞任、私に任命責任ある=安倍首相(ロイター) - goo ニュース

昨日は昼頃のニュースで長崎市長が久間氏に面談。「原爆はしょうがないか」発言につき抗議の声明文を読み上げていた。
これに対し久間氏は「被爆者や長崎広島の関係者に迷惑を掛けた」と陳謝しているように見えたが「何をどうしたので関係者に迷惑なのか」爺には意味不明であった。

午後野暮用を片付け5時過ぎに帰宅すると夕刊が「久間氏辞任」を大きく伝えてるし夕刻のTV各局のニュースは久間氏の防衛相辞任と後任に小池百合子首相補佐官が任命された話で大騒ぎ。
6時半頃には安倍総理が(ぶら下がりの記者会見と思うが---後ろの壁に薄い墨字で〝〟と書いてある掛け軸?が見える。凛とはりりしいとかきりりと引き締まって勇ましいとかの意であろう! たまたまだろうがブラック・ジョークとしては良く効いていた。)「(久間氏の)任命責任は私にある。」と明言されたので、爺は「ほーーと感心して、内閣総辞職でもするか?」と思ったが、「引き続き総理として改革を進める使命がある(ので辞任はしない」見たいな前後の平仄が合わないお返事をしていた

しかし質問に答える顔はくたびれて見え、目はなみだ目であった。

さて、夜のニュースでは小池百合子氏が前日から3日夕刻(何やらの会合名目で)とある会食の予約(勿論、防衛相就任の内輪の祝いだよ)をしており、その事を捉え内閣府では「久間辞任と小池後任は前日には織り込み済み」であったので無いかと語っていた。
爺には判らないが、穏やかに考えても今日午前11時過ぎの「公明党による久間氏に対する身の処し方の要求(辞任要求の政治的言い回し)により詰め腹を切らされた」のであろう。
「詰め腹」とはこの場合、久間氏の「しかたがない発言」で月末の参議院選挙に於いて自公の立候補者に悪影響を及ぼす事:特に公明党の選挙協力を是が非でも取り付けるため「急ぎ辞任の形を取るよう内閣府と自民党が久間氏に命じたのであろう」

そうすれば久間氏の午前中の態度と午後1時過ぎ(そのころ総理に辞任を申し出たと)の態度の違いに説明がつく。
久間氏は自分の発言が「日本国民の多数に怒りや不信感を持たせてので辞任した訳ではない」自公連立の政治的事情で辞任させられたのである。

さて後任の小池百合子防衛相である。 爺は目まぐるしい移籍(所属政党を変える)の度に政党内でその地歩を上げてきたお方としか知らない。
女性初の防衛相の手腕より「彼女が自民党を離党する時は自民党はまじやばいすっよ!」
発言と行動をしっかり見てゆきましょう

ロイター:
[東京 3日 ロイター] 安倍晋三首相は3日午後、官邸内で記者団に対し、久間章生防衛相が原爆投下に関する発言の責任をとって辞任したことに関連し、「当然、私に任命責任はある」と任命責任に言及した。

 ただ、具体的な責任のとり方については「私には改革を進める使命がある。この使命を果たさなければいけない」と明言を避け、参院選への影響に関しても「政策を誠実に訴えていくことが大切」と述べるにとどめた。

 防衛相の辞任自体は「政治家として、一番重い責任の取り方。その決断を尊重した」とした上で、「(久間防衛相が)大臣を辞した後、なぜ職を辞したかを含めて被爆者、長崎・広島の方々に説明をしてもらわなければならない」と述べた。
(引用終わり)

コメント (6)
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