王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

東電 柏崎刈羽原発 水漏れ 他

2007-07-18 07:03:44 | 社会
東京電力の責任問う声、与党会合で相次ぐ 原発水漏れ(朝日新聞) - goo ニュース

中越沖地震の被災地では本格的雨が降ったようで各地の避難所では難儀な様子をTVで見ました。改めてお見舞い申し上げます。
「(ショックからさめて)日ごとに(気持ちが)落ち込んでくる」とTVのインタビューに答えていた中年の男性が居ました。誠にそうであろうと傷ましい思いで聞いていました。是非気を落とさず頑張ってください。

さて東京電力の刈羽原子力発電所では地震により原子炉建屋外部の主変圧器(何をする装置か爺には判りませんが)が火災を起こしその消火の不手際が問題にされている最中、放射能を含む水が外部に漏れた事(どうやら日本海の海中に流出してしまった)が判った。
東電は「漏水の量は少なく人体に影響のあるレベルでない」様なコメントをしているが、仮に人体に影響が無いにしても、爺の様な素人が考えても:
「放射能を帯びた冷却水が地震の影響で簡単に原子炉建屋の外部に出てしまう構造こそ問題でないのか」
この構造で大量にあふれ出たらどんどん外部に流れ出て計算外の惨劇が起こる事になるのであるから。

更に時間が経つにつれて施設内部の地震による不具合がたくさん判ってきたようです。「微量にしろ放射性物質が大気中に漏れ出たようです」「みのさんの朝ズバッ!」でみのさんが怒っていました。
そしてそもそも原発の地下周辺に(地震)断層のある場所に「原発を何で建設したの?」「震度は想定の範囲を越えた」とは何たる事だ。
全国の原発施設点検しなおしとゲスト共々怒っていた。もっともである。

地震が原因でないが97年茨城県東海村動燃での爆発事故では30数名が被曝、99年JCOの事故では2名が被曝死。原因は作業員がウラン溶液をバケツでくみ出して処理していたという管理の初級的誤りであった。半径10キロ以内の住民は屋外に出ろとか出るなとか大変な騒ぎであった。
いずれも原因がはっきりするまで現場側は「真実の公開拒みに拒み、辻褄あわせの嘘をつき捲った」行政の側も「伊勢屋と御代官様ほどズブズブではないが馴れ合いの風」を感じた。

今回も東京電力という業界の雄。行政側がどこまで真実に迫れるか。
しばらくきつい目で監視する必要が有る。

朝日新聞:
与党の新潟県中越沖地震対策本部の初会合が17日午前、国会内で開かれ、東京電力柏崎刈羽原発から放射能を含む水が外部に漏れたことについて「対応や報告が遅すぎる。事業者である東電の責任を問うべきではないか」との声が相次いだ。

 自民党の中川昭一政調会長や公明党の北側一雄幹事長らが出席。原発からの水漏れについて「なぜ放射線管理区域の外に漏れたのか」など、原因追及を求める意見が出た。これに対し、政府の原子力安全・保安院の薦田康久院長は「これから精査して報告する」と述べるにとどめた。(引用終わり)
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