首相、問責にも解散応ぜず 与党も信任決議で対抗(朝日新聞) - goo ニュース
昨日午後参議院で「福田総理問責決議」が可決されました。
前回この決議について「出る出ると言って出ないのは冬のお化けと民主党の問責決議案」と失礼な事を書きましたがついに出ました。
しかしその効果は当面「野党ファンの気分はすっきりした」だけの何とも日本人風のそれの気がします。
昨年秋「新テロ特措法」の頃は出しさえすれば与党を解散に追い込めそうなマスコミの論調でしたが政治評論タレント三宅先生等の主張する「問責決議に法的拘束力が無い」「効果を出すなら野党は可決後、議長に議員辞職願いを出せ」なんて没道義な論調に押されここまで来てしまいました。
総理に居直られたら参院では審議拒否しか出来ません。あまり長期に審議拒否では国民の反発がありますから今国会の終了する15日直前、会期延長の21日を念頭においても約10日と言う腰の引けた作戦に見えます。 腰間の秋水、抜いたら竹光、これでは相手の首は切れない。
そこで福田総理は「重く受け止める」けど「総理を辞任する気は無い」様で与党は衆議院で「内閣信認決議案」を可決して政治的衝撃を相殺する様です。切れる物なら気って見やがれ!という風に見えます。
政治が「信頼を基礎に国民と総理が繋がっているとすれば法的拘束力が無い」なんて言いぬける事は総理失格です。ここで「福田総理は辞職を表明すれば日本の閉塞状態を転換した名総理」として歴史に名を残したと思います。
個人の意思か与野党幹部の意思か分かりませんが「法律に触れなければ行ける所まで政権を渡さない」という事でしょう。その心は「政権についている事は余程の旨みがあるのですよ」
従ってこれを辞任か衆議院の解散に追い込むには小沢氏には次の一手が無いと「詰み」になりません。
国民の判断は与野党いづれに上がるでしょうか?
注目ですね。
朝日新聞:
民主党が社民、国民新両党と共同で参院に提出した福田首相の問責決議が11日の本会議で可決された。現憲法下で首相問責は初めてで、首相は不適格との意思を参院として示したことになる。だが、法的拘束力はないため、首相は衆院解散も総辞職もしない考え。与党は12日に衆院で内閣信任決議案を可決して対抗する。民主党は今国会は衆参両院で審議に応じない方針で、21日まで延長される予定の国会はほぼ空転状態となる。
採決の結果は、賛成131票、反対105票。共産党は賛成、自民、公明の両与党は反対した。首相の問責決議は1929年、当時の田中義一首相に対して貴族院で可決された例がある。(引用終わり)
写真:可決後参院を退場する福田総理
昨日午後参議院で「福田総理問責決議」が可決されました。
前回この決議について「出る出ると言って出ないのは冬のお化けと民主党の問責決議案」と失礼な事を書きましたがついに出ました。
しかしその効果は当面「野党ファンの気分はすっきりした」だけの何とも日本人風のそれの気がします。
昨年秋「新テロ特措法」の頃は出しさえすれば与党を解散に追い込めそうなマスコミの論調でしたが政治評論タレント三宅先生等の主張する「問責決議に法的拘束力が無い」「効果を出すなら野党は可決後、議長に議員辞職願いを出せ」なんて没道義な論調に押されここまで来てしまいました。
総理に居直られたら参院では審議拒否しか出来ません。あまり長期に審議拒否では国民の反発がありますから今国会の終了する15日直前、会期延長の21日を念頭においても約10日と言う腰の引けた作戦に見えます。 腰間の秋水、抜いたら竹光、これでは相手の首は切れない。
そこで福田総理は「重く受け止める」けど「総理を辞任する気は無い」様で与党は衆議院で「内閣信認決議案」を可決して政治的衝撃を相殺する様です。切れる物なら気って見やがれ!という風に見えます。
政治が「信頼を基礎に国民と総理が繋がっているとすれば法的拘束力が無い」なんて言いぬける事は総理失格です。ここで「福田総理は辞職を表明すれば日本の閉塞状態を転換した名総理」として歴史に名を残したと思います。
個人の意思か与野党幹部の意思か分かりませんが「法律に触れなければ行ける所まで政権を渡さない」という事でしょう。その心は「政権についている事は余程の旨みがあるのですよ」
従ってこれを辞任か衆議院の解散に追い込むには小沢氏には次の一手が無いと「詰み」になりません。
国民の判断は与野党いづれに上がるでしょうか?
注目ですね。
朝日新聞:
民主党が社民、国民新両党と共同で参院に提出した福田首相の問責決議が11日の本会議で可決された。現憲法下で首相問責は初めてで、首相は不適格との意思を参院として示したことになる。だが、法的拘束力はないため、首相は衆院解散も総辞職もしない考え。与党は12日に衆院で内閣信任決議案を可決して対抗する。民主党は今国会は衆参両院で審議に応じない方針で、21日まで延長される予定の国会はほぼ空転状態となる。
採決の結果は、賛成131票、反対105票。共産党は賛成、自民、公明の両与党は反対した。首相の問責決議は1929年、当時の田中義一首相に対して貴族院で可決された例がある。(引用終わり)
写真:可決後参院を退場する福田総理