王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

うなぎ蒲焼  産地偽装 

2008-06-26 12:34:40 | 社会
ウナギ産地偽装で「口止め料1000万円」、マルハ子会社に(読売新聞) - goo ニュース

昨日辺りからTVニュースに写っていましたが、そそかしい爺は10日ほど前にあった「一色町で起きた里帰りうなぎの偽装問題の後日譚」かと思いましたよ。

「国産うなぎ生産量日本一の愛知県一色町」の名前は出てきますが全く別の話のようです。

うなぎ仕入れ販売業魚秀(大阪市、本拠は徳島)が中国産うなぎの蒲焼きを「一色産うなぎの蒲焼き」と偽り販売会社の神港魚類(神戸市)に卸していました。
そのうなぎの蒲焼きはさらにスーパーや小卸をとおして消費者に販売された事が(農水省の指導?で)分かった。
こうした販売量は800トン(の在庫)の内、256トンに上るそうです。
残りは魚秀の倉庫に寝ているのでしょうか? 別ルートで処分されてしまったのでしょうか? 記事では分かりません。

魚秀側によると「毒入り餃子事件」を機に中国産製品が売れなくなったためそして神港魚類は相談して偽装を諮ったと語った様です。
神港魚類側は「先月担当課長が1000万円の現金を魚秀から渡された」そしてその課長は「やばいお金で口止め料」と思ったそうです。
又13日には魚秀は神港水産側に1億円を出すから「責任をかぶってくれ」と申し出たとの話が出てきました。

「口止め料」と思ったからには「何か黙るべき事柄を知っていた」事になりますよね。

警察は任意で関係者から事情を聞いているそうです。こんなの両者が知っていて「一色町産」のラベルを貼って売ったならば詐欺ですよね。

続報が待たれます。

読売新聞:
ウナギ販売業「魚秀」(大阪市)と水産業界最大手「マルハニチロホールディングス」の100%子会社の水産物卸業「神港魚類」(神戸市)が中国産ウナギのかば焼きを国産の「一色産ウナギ」と偽って販売していた問題で、魚秀が先月、神港魚類の担当者に現金1000万円を渡していたことが分かった。

 担当者は農水省などに対し「不正に対する口止め料と受け止めた」と説明している。一方、偽装によって得た利益は少なくとも5億円に上ることも判明した。

 徳島・兵庫両県警では不正競争防止法違反の疑いもあるとして関係者から任意で事情を聞いている。

 神港魚類の担当課長(40)が魚秀の中谷彰宏社長から現金を受け取ったのは先月下旬。日本農林規格(JAS)法に基づき両社に改善指示をした農水省によると、魚秀側は同省に対し「不正は今年2月ごろ神港魚類と相談して始めた。

 現金は(一緒に偽装の手法を考えてくれた)謝礼の意味合いで渡した」と説明。これに対し、神港魚類側は「不正は農水省の調査を受けるまで知らなかった。現金は口止め料だと思う」と話している。

 一方、偽装の動機について、魚秀は「今年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザの中毒事件の後、中国産品が売れなくなったため」と説明。

 ギョーザ事件後、中国産ウナギのかば焼きは価格が急落し、6月現在、1キロ当たり1800円~1900円で、国産の4000~5000円との価格差が広がっている。魚秀は偽装ウナギで今年3~4月に約7億円を売り上げているが、同省では中国産として販売していれば2億円程度だったとみている。

 一色産ウナギで有名な愛知県一色町は、全国のウナギの約4分の1を生産している。市町村別では全国1位の生産高を誇り、太平洋に面している。今回偽装の舞台に使われた架空の製造会社の所在地は同県岡崎市にある「一色町一色」で、約30キロ離れた内陸部にあり、字名の一色は実在しなかった。(引用終わり)

写真:問題の産地偽装蒲焼き(農水省)
コメント (4)
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