王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中国残留孤児 一名身元判明

2008-11-20 08:40:34 | 社会
中国残留孤児の女性、山形出身の高橋さんと判明(読売新聞) - goo ニュース

今年も中国残留孤児の方が肉親探しで来日していたのですね。
男性一人女性2人の内、最年長の女性の秦永珍さん(73歳)が肉親(いとこ)との対面で山形県出身の高橋定子さんと確認されたそうです。

終戦時10歳と言いますから3-4歳の幼児とは異なりそれなりに幼い頃の記憶が残っていたようです。いとこさんと対面でも記憶している故郷の様子が実際と合致していたそうです。
DNA鑑定を待つなんて必要もなかったのでしょう。

それは良かったにしても高橋さんは今後どうするのでしょうね?
中国での家族の話がありませんから全く判りませんが60年間中国人として暮らしてきて今更日本のしかるべき場所に転入したとして「言葉の問題、生活習慣そして家族の生活等」頭の痛くなる様な問題が山積しています。

戸籍が回復されれば(旅費の問題を別にして)随時帰国は可能になるでしょうね。
どの様な選択をされるでしょうか? 興味があります。
それにしても60年間ご苦労様でした。
残るお二人も何らかの手掛かりがつかめると良いのですが。


読売新聞:
厚生労働省は19日、肉親捜しのため一時帰国している中国残留孤児の秦永珍さんが、山形県出身の高橋定子さん(73)と判明したと発表した。

 いとこではないかと名乗り出た北海道在住の女性と対面調査した結果、家族構成などの記憶が一致し、肉親と確認された。

 秦さんは8歳のころ、両親と妹、弟の4人と満州(現中国東北部)に渡った。終戦後の10歳のころ、避難途中に銃で撃たれて4人と死別した。秦さんはこれらを記憶しており、当時の満州開拓団の記録ともほぼ一致した。いとこの話でも家族構成や年齢が一致し、「顔が(秦さんの)母親や、自分の母親に似ている」と話したことが決め手となった。「家の前に道路や海があり、後ろには林や線路があった」という秦さんの日本の記憶も、いとこに確認されたという。(引用終り)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする