王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

コンビニ店主 「見切り販売」の動き

2009-05-07 10:21:15 | 社会
コンビニ店主「見切り販売」の動き 販売期限前に値引き(朝日新聞) - goo ニュース

魚や青物を売っているお店ではその日の夕刻が迫ると出足の遅い商品には「見切り値段(値下げ)」をして販売するのは常識です。
雨の日あり暑い日があり売れる量に変動がありますから「その日の仕入れはその日に売り切ってしまう」これは生もの商売の鉄則です。

このやり方がコンビニ店では禁じられている様ですが公取も注目する所となり(この記事ではセブンイレブンですが)「見切り販売」に踏み切る店が出てきているそうです。
もともと本部と契約店の期限切れ廃棄処分の条項に本部による契約店に対する一方的な取り決めに問題があるようです。

記事の紹介を省略した部分には廃棄食品の代金は業界で1000億円に上るとか貧困国に対する食料援助の3倍の金額とか勿体無い話が引用されていました。

大手コンビニチェーン本部の利益がかなり減ったとしてもそれは契約店と利用者に利益が返ることです。
加えて食品食料の無駄が少なくなる事はエコの観点からも良い事に思えます。
雨の日にはコンビニのショウケースを見て「赤札」とか「見切り品」を当たり前に買えるようになると良いですね。
大きな目で見れば「主食自給率40%で残飯世界一国」という国家安全保障の一環を改善する事に繋がります。
コンビニチェーン本部さん協力してください。


朝日新聞:
売れ残りによる廃棄を減らすため、販売期限前に弁当などを値下げして売る「見切り販売」を導入するコンビニエンスストア加盟店が各地で出始めた。公正取引委員会によるセブン―イレブン・ジャパンへの調査が判明した今年2月以降、見切りを始めた複数のオーナーが「廃棄が半分に減って利益が増えた」と話している。すでに国会でも取り上げられており波紋が広がっている。

 西日本のセブンオーナーは、3月から弁当や総菜などの見切り販売を始めた。本部指導員からは「全店に広がったらセブンはつぶれる」と言われた。1カ月間に出る廃棄の量は「半分以上も減った」。値下げをするため、売り上げは5%減(前年同月比)だったが、店が負担する廃棄代が減ったため利益は逆に3割以上増えた。「特に主婦のアルバイトは、食品を捨てることに後ろめたさを感じていたようで、喜んでいます」(以下省略)

コメント (4)
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