王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ドル建て米国債購入しないかも

2009-05-14 14:47:47 | 為替 ドル 株式
ドル建て米国債は購入控える─民主党「次の内閣」財務相=BBC(トムソンロイター) - goo ニュース

昨日は小沢代表辞任の後継選挙の話と鴻池副長官の女性スキャンダルによる副長官辞任にマスコミは持ちきりでしたから民主党「次の内閣」財務相である中川正春氏がBBCとのインタビューで「政権をになえばドル建て米国債は購入しないであろう」と発言した件は無視された。
その発言を受けて?!ドル円の為替相場は円高に振れ1ドル=95円台をつけたそうである。
発言のせいかどうかは不明だが確かに95円台であった。

インタビューの後半で「円建て国債なら購入する」と付け加えた様だが米国には意味が無い。
米国は自国の通貨(ドル)で国債を発行するのであるからFRBの輪転機を回しさえすれば幾らでも借金が出来るのである。今では輪転機さえ回さず電子的に記帳されるだけらしい。

米国に円建て債を要求する事は議論を混乱させるだけである。加えて「輸出で稼いだ国富をドルでなく円貨で金庫にしまって置いては内需の拡大に少しも繋がらない」

それでも民主党の幹部に「米国債を買い続ける」という思想が無い人が居るのに希望が持てた。
「貿易黒字を毎年米国債の購入に当てるのは止める。加えて累積70兆円にも及ぶ米国債残高を取り崩すべき」とは爺の年来の主張である。
しかし爺の様な市井の暇人なら兎も角、この時期に国策に影響力のある方がこの手の「反米的言動を取るときには十分気をつけなければいけない」
米国は既に中川氏の身辺の「金脈人脈スキャンダルなど等」を調査し終わっているに違いが無い。
そして「反米的言動(米国債の購入停止)を変えさせる為、金が欲しければ金、女なら女、勲章も用意する。それでもなびかないか付け込む余地が無ければ殺害を企むでしょう」
その覚悟が本人にあり民主党が「財務相が殺されても殺されても相応しい人材を出して初めて日本の正しい要求が通る」

そこでまず政権を取ったら「駐日米国大使を呼び丁重に米国債の購入停止を告げるべきであろう」
答えは「余剰ドルをどの様に処分するかは日本の決める事である」であろう。
そしてテーブルの下の戦いは「この瞬間から始まる」
「日米安保の期限」も「地位協定の向上」もこの覚悟と聡明で清潔(クリーン)な議員がぞくぞくと出てくる事でのみ変わる。
その意味でも「政権交代は必要である」
小さい記事でしたが「含む所は大いにありました」


トムソンロイター:
[東京 13日 ロイター] 民主党の中川正春・衆議院議員(「次の内閣」財務相)は、英BBC電子版とのインタビューで、民主党が総選挙で勝利し政権を担えば、ドル建て米国債の購入を控えるとの認識を示した

 同氏はドルの将来価値に懸念を示した。

 日本は米国債の主要な購入国だが、円建てのサムライ債であれば、米国債の購入を続けるとしている。

 BBCワールド・サービスとのインタビューで「それが円であれば、大丈夫だ。われわれは(米国債を)買うことを申し出るが、それは円建てであり、ドル建てではない」と述べた。
(引用終わり)

写真:中川正春氏(彼のHPより)
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