王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

プリウス ブレーキ不具合

2010-02-05 11:05:26 | 社会
トヨタ幹部「クレーム隠しではない」 プリウス問題(朝日新聞) - goo ニュース

米国ではレクサスがアクセルペダルの不具合でリコール、生産中止と大問題を起こしている様だ。
さて日本でのハイブリド車「プリウス」がブレーキの利き味の件で昨年秋頃からクレームがあり何と日米双方で200件以上に上っているのだと。

この件についてトヨタ自動車の横山常務は4日記者会見した。
低速走行時軽くブレーキを踏むと「運転手の期待する効き味より反応が遅い」という事らしい。運転手が感じるのはブレーキの効きが悪い。

今朝TVの解説を聞き流しただけだが「プリウス」には最初に効く「油圧ブレーキ」とその後を受けるABSブレーキの2系統が装備されているそうだ。
低速走行でブレーキを軽く踏むとABS(アンチロックブレーキとは車輪のロックによるハンドル操作の防止)が油圧ブレーキの効きを抑える働きが起きたらしい。
踏み重ねればブレーキは効くと言われてもはっとしたりヒヤッとしたりするよね。

すでに2系統の調整をする(コンピュター)チップの感度を調整したらしい。
これがクレーム隠しになるのか?
天下のトヨタであるからマスコミも国の機関も何だか及び腰に見える。
米国にも輸出されているのだから米国の関係機関がレクサスの問題とあわせうやむやになるかどうかはもう少し見ないと分からない。
この件も目が話せません。


朝日新聞:
トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」のブレーキが瞬間的に利かなくなる問題で、同社の横山裕行常務役員(品質保証担当)は4日、東京都内で会見した。公表せずに1月生産の車から対策を施したことについて「品質改善の一環で、クレーム隠しではない」と強調した。

 トヨタは要望に応じて無償改修を始めているが、横山常務役員は「何らかの形で案内できる方策を考えている」と話し、リコール(回収・無償修理)にも含みを残した。

 新型プリウスは昨年5月に発売された。日米の当局とトヨタへの苦情は現在、延べ200件以上に上っている。

 横山常務役員によると、トヨタへの苦情は昨年秋ごろから。低速で滑りやすい路面などを走行中、一時的にブレーキが利かなくなるというものだ。とくに12月、北海道などで苦情が増えたことから、対策を施したという。

 改善したのは、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)。滑りやすい路面でブレーキペダルを踏んでも、車輪がロックしてハンドル操作が不能にならないよう、ブレーキの利き方を制御する。調査の結果、ブレーキを軽く踏んだ状態でABSが作動すると、油圧ブレーキの利きが遅れる可能性があることが分かった。

 しかし、トヨタは、運転者の感覚と車の動きが「少しずれている」という程度の認識で、公表は必要ないと判断した。横山常務役員は「お客様の期待値に対し、(開発の過程で)判断が甘かったと反省している」と述べた。
(引用終わり)

写真:横山常務
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