王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

立松和平氏 逝去

2010-02-10 13:27:00 | 社会
立松和平さん死去=小説「遠雷」「道元禅師」など(時事通信) - goo ニュース

作家の立松和平氏が急逝されました。
享年63歳。 謹んでご冥福を祈ります。      合掌

例により立松氏を良く知っているなんて事はまったくありません。
昔ニュースステーションか何かにコメンテーターで出て一寸訛りがあるけど優しい語り口で環境とか命とかについて語っていたかなー程度です。
あと遠雷ですかね。昔映画で石田エリさんのおっぱいが見ものだと評判になりましたがこの原作が立松氏の作品だったのですね。

一報では多臓器不全となっていましたが追って「解離性動脈瘤破裂」が死因とか。
確か心臓や肝臓近くの大動脈が破裂して重篤な状態に陥る奴ですよね。
水原ひろしとか石原裕次郎みたいに酒を飲みすぎると或いは癌で肝臓がやられたりして亡くなった有名人がいました。

立松氏は浴びるほど酒を飲むようには見えませんでしたがどうだったのでしょう?
63歳とは若すぎる人生です。
改めてご冥福をお祈りします。         合掌

時事通信:
「遠雷」「道元禅師」などの小説で知られる作家の立松和平(たてまつ・わへい=本名横松和夫=よこまつ・かずお)さんが8日午後5時37分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。62歳だった。宇都宮市出身。葬儀は近親者で行い、後日しのぶ会を開く。喪主は妻美千繪(みちえ)さん。

 早大在学中から本格的に執筆を始め、「自転車」で早稲田文学新人賞を受賞。1970年に「途方にくれて」でデビューした。一時、宇都宮市役所などに勤務しながら文筆活動を続け、後に映画化された80年の「遠雷」が野間文芸新人賞に。現代小説や時代・歴史小説のほか、近年は仏教を題材にした小説など幅広いジャンルの作品を手掛けた。97年「毒―風聞・田中正造」で毎日出版文化賞、07年の「道元禅師」で泉鏡花文学賞と親鸞賞を受賞している。

 テレビ朝日系報道番組「ニュースステーション」への出演や、環境保護活動への取り組みでも知られた。また、連合赤軍事件を扱った「光の雨」の中で死刑囚の手記を無断引用して問題になったこともある。

 関係者によると、立松さんは先月下旬から体調を崩していたという。昨年12月から、約2年がかりで完結予定の全集「立松和平全小説」(全30巻)がスタートしたばかりだった。  (引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不正流用150億円 ローソン子会社

2010-02-10 07:46:27 | 社会
150億円?ローソン子会社専務ら不正流用(読売新聞) - goo ニュース

昨日夕刻TVのニュースショ-を見ていますとローソンの連結子会社が150億円を社外流出させ回収は困難との話と(多分)社長の新浪剛史社長と(これも多分)経理か財務の担当重役でしょう二人が記者会見で頭を下げている映像が写りました。

小はおにぎり、ペットボトル中程度でコンビニ弁当を売って稼いだりロイヤリティーを集めている会社で150億円の損害とはどの程度の事なのか考えました。

早速ローソンと入力してググルとローソンのホームページが見つかります。
その中から10年2月期第三4半期の概要が相応しそうです。まだ2月も終わらないのに何で第三4半期の成績が出るのか?と疑問に思い表を読み返したのですがどうやら10年2月末に決算となる期の第三4半期までの累積の意味らしいのです。

ローソンで第三4半期と呼ぶなら9月-11月の3ヶ月間の成績をまづ示すのが誤解のない表示法ですが慣習的に第三4半期と言えばこれまでの累計だと言うならその様に読みましょう。

其れによれば:
営業総収入   3390億円
経常利益     440億円
純利益       290億円 とあります。
もし純利益を基準に150億円を稼ぎ出そうとするならローソングループで1750億円ほど稼ぎださないと埋められません。実に3か月分の売上げです。

爺は大分前この新浪社長が各店舗をこまめに回ったりコンビニ弁当の企画にまで参画しているサクセスストーリーのTV番組を見た記憶があります。社長のやる事はもう少し別な所に有るのでないかと一寸奇異に感じたのを思い出しました。
そういえば日航の前社長西原氏も電車通勤したり役員室を取っ払ったりして一時期話題になりましたが「民事再生法適用」となると所詮宮廷革命に過ぎなかったのか?との批判があり爺もそう思えてしまうのです。

ローソンのHPを見るとドバイで集まった経済人会議で「企業と投資家の関係」とか「企業と従業員の信頼関係」とか立派な話をした報告書が載っています。
海外まで出歩いている内に連結決算子会社の巨額の資金流失を見逃していたのでしょう。

新浪社長は給料3か月分を30%カットだそうですが彼の管理責任はそんなものでは免れるものでなく金主の三菱商事がきちんとしているなら一件落着後更迭しないといけません。
さてそれが出来るでしょうか? しばらく見守らないといけません。


読売新聞:
コンビニエンスストア大手のローソンは9日、子会社のチケット販売大手ローソンエンターメディア(LEM)の専務(38)と経理担当取締役(53)が、コンサート企画会社に支払うべきチケット販売代金を不正に流用していたことが判明したと発表した。

被害総額は最大で150億円に上る見込みだ。LEMは近く、専務らを特別背任容疑などで警視庁に刑事告訴する方針だ。

 不正流用された資金の回収の見通しは立っておらず、巨額被害は、ローソンの業績に打撃となる可能性もある。記者会見したローソンの新浪剛史社長は、「大変申し訳ない。グループ総力をあげ、立て直しと信頼回復を図りたい」と謝罪した。

 LEMは、ローソンから85億円の融資を受けて今後も営業を続け、チケット販売済みのコンサートは予定通り開催される。

 ローソンによると、LEMは、コンサート企画会社から直接委託を受け、チケット販売を行っているが、2007年11月から、専務の知人が社長を務める会社「プレジール」(東京都港区)が一部のチケット販売を仲介するようになったという。

 専務らは08年10月から10年1月にかけ、取締役会の議決を経ず、プレジールに対し約46億円を前払い金の名目で不正融資したほか、プレジールがコンサート企画会社に支払うべき代金を肩代わりするなどしたという。プレジールは、流用した資金を投資などに充てていたとみられる。

 LEMの日比靖浩社長は10日付で引責辞任し、ローソンの新浪社長は3か月間、月額報酬を30%減給する。(引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする