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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

小沢氏 離党要求を拒否 菅首相と物別れ

2011-02-13 09:09:21 | 政治
小沢氏、離党要求を拒否=首相との会談物別れ―民主、「党員資格停止」へ(時事通信) - goo ニュース

今朝日曜のTVニュースで週間レビューの中で「小沢・菅会談物別れ」を流していました。
毎日新聞主筆の岸井さんが「金にまつわる疑惑で真っ黒なのだから(党は処分を)徹底的にやれ」風の発言をしていました。わははは!

浜爺は繰り返し書いていますが「小沢氏が清廉な潔白で立派な政治家で検察による国策捜査だ!」との意見にはてそうかな?との立場です。
一方「疑惑の塊だ!」とも思っていません。
ですから小沢氏の丁寧な弁明なり説明を期待していました。
これまでの所、「4億円記載間違え」は検察が不起訴を決めたので白と言い切って国会での説明を拒否しました。また検察審議会による強制起訴については「検察審査会」の有り様を批判して「裁判」での決着を主張し国会の場での説明を拒否しました。

「不起訴」は政治家として何らかの説明を不要にするものでありませんし「強制起訴」は他にも例があり小沢氏が政治家としての説明を不要にするものでないと思います。

09年マニフェストの全てが小沢氏の考えではなかったでしょうが20兆円近い財源を捻出する事無く支出は子ども手当て、農家への個別保障、高速道路無料化破綻など等思い付きとばら撒きに過ぎないことが分かってしまいました。その結果11年度予算案は入りの不足と出の超過で税収50兆円に対し赤字国債40兆円という無残な絵姿です。
更にこの問題を解決する事無く税収不足は消費税値上げで辻褄合わせをしようとは笑止千万です。
浜爺も「政権交代」に煽られて民主党に投票した一人ですが民主党の自公政権の保守に対し民主党の革新性に期待したのですが革新的とは名ばかりで革新もどきの「社会主義者の生き残り、労働組合幹部、市民政治家など」の寄せ集めが徒党を組んで数を制したに過ぎない事が分かってしまいました。「米国にせめて軍事基地をこれ以上増やすのは止めてくれ」とも言って無いのです。

小沢氏が片々たる法律論に終始する事無く「何故4億円も金が要るのか? 政治家1人育てるには年いくら要るのか? 政権交代はその結果であったのか?」国会で大いに語れば良かったと思います。小沢氏には全能感が起きて参謀とか幕僚も彼の頑固振りを止められなかったとしか思えません。

まあ週明けには小沢氏の処分が決まるそうですがどうなるでしょう?
菅首相も「予算案成立と交換に解散」を決意すれば造反する?小沢派は全員公認しないと伝えれば党内も締ると思うのですがそこまでの覚悟が無いのでしょう。

「米軍基地を無くす」「1000兆円の赤字国債残高をなくす」この2点を解決しないと日本の子どもの未来が開けません。
それを可能にする革新政権が誕生するにはまだ数回の総選挙を経ないと駄目でしょうね。
政治は「少数精鋭」でないと切れ味が鈍り国民の意思を表示できません。
「少数精鋭」の意見を国民が圧倒的に支持をする--その意見を集約するのが少数政党の政治的立場になると思うのですが目下の所、過去の燃えカスで頼りになりません。
週明けの民主党の内輪もめを見守りましょうね。


時事通信:
菅直人首相は10日午後、首相官邸で民主党の小沢一郎元代表と約50分間会談した。政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢氏に対し、首相は自発的に離党するよう求めたが、小沢氏は拒否し、物別れに終わった。これを受け、同党は14日の役員会で、小沢氏の処分手続きに入る。執行部は裁判が決着するまでの期間「党員資格停止」とすることで調整しているが、小沢氏に近い議員は処分に反対しており、党内対立が深まっている。

 会談で首相は、衆院政治倫理審査会への出席を改めて求めるとともに、「裁判が済むまで党を離れてくれないか」と迫ったが小沢氏は「自発的に離党する意思はない」と受け入れなかった。小沢氏は国会での説明に関しても「公判廷は全て公開の場で、事実関係が明らかになる」と応じない考えを示した。処分については「党が判断することだ」と述べた。

 会談後、首相は「岡田克也幹事長を中心に方向性を党役員会に提示してもらう。そう長くは時間をかけないで決着をつけたい」と記者団に語り、結論を急ぐ考えを強調した。岡田氏も記者会見で、14日の役員会で小沢氏の処分問題を協議する考えを明らかにした。

 岡田氏は、15日の常任幹事会に小沢氏の処分を諮る意向。常任幹事会は党倫理委員会の意見を踏まえ、早ければ月内に処分を最終決定する。党員資格停止となれば、選挙区の党支部長の資格を失い、選挙での公認が事実上得られなくなるほか、党からの活動費も止まる。

 一方、小沢氏は首相との会談後、フリー記者らが主催した記者会見に臨み、検察審査会の議決による強制起訴について「(検察による起訴とは)本質的に違う」と指摘。自らの進退について「私が党を離れるとか、党が何らかの形で私を処分するというのは、健全な政党政治と民主主義の発展にとって妥当ではない」と首相と執行部を強く批判し、「私は現状のままで活動する」と明言した。(引用終わり)

コメント (1)
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