王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

高濃度汚染水 海への流出止まる!?

2011-04-06 08:40:37 | 福島原発事故
高濃度放射能汚染水、海への流出止まる 福島第一2号機(朝日新聞) - goo ニュース

今朝6日TVを見ていると東電が「高濃度の放射性汚染水が同日午前5時38分、止まった」と発表したと報じた。
例の「ピット」と呼ばれている付近の漏れ止めに効果が出たのでしょうね。

でも疑問は直ぐに湧いてきます。
その1:高濃度放射能汚染水の漏れてる場所はここだけか?
その2:止まれば高濃度放射能汚染水の収容場所が必要(まあその為に低濃度汚染水を1万トンを海に放出しているのだけど)やがて満杯になる。
その3:これまでに漏れ出た高濃度放射性汚染水は?
    今朝のTVで学者さんが漏れは6L/秒位だそうです。そうすると
6L/秒X60/分当りX60/時間当りX24/日当り=518.4キロリットル
仮に20日間漏れていたとして518.4X20=10368キロリットルですよ。

これが排水溝付近で検出されていた高濃度のヨウ素やセシウムの元ですよね。
その他の放射性物質も出ている筈ですが調べない?ので判りません。

月初めには茨城県北の漁協でヨウ素やセシウムが暫定基準値以上付着したコオナゴが見つかりました。原発から50キロメートルも離れています。
「拡散してしまうので“直ちに健康に影響は無い”と言っていた学者は恥じるべきでしょうね。もっとも今月に入ってからTV各局はゲストの学者を替えていますからそれが一つの評価かも知れません。しかしTV局もご都合主義といえば言えます。
「水に流して御免なさい」で済むか深刻な後遺症がでるか?
しっかり見守らないと何とも言えません。複雑な気持ちです。


朝日新聞:
東京電力は6日、東京電力福島第一原発2号機の取水口付近の作業用の穴(ピット)から海に漏れ出ていた高濃度の放射能汚染水が同日午前5時38分、止まったと発表した。

 東電は5日午後、流出しているピットの下に、砕石層をガラス状に固める薬剤を入れる止水工事をした。工事後に、海への流出量はやや減っていた。
(引用終わり)
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コウナゴから規制値超えるセシウム

2011-04-06 07:31:32 | 福島原発事故
規制値超えるセシウム、コウナゴ漁自粛…茨城(読売新聞) - goo ニュース

昨日5日北茨城市の大津漁協が同市沖でとれたコウナゴから510ベクレルのセシウムが検出されたと発表。県の要請を受け各漁協は操業の自粛を決めたそうです。

このコウナゴは4日に取れたもの。話は戻りますが平潟漁協では1日にとれたコウナゴから4080ベクレルの放射性ヨウ素、その南の大津漁協のそれは1700ベクレルでした。
この時点では魚類に対する放射性物質の規制は決まっていなかったそうですが5日野菜類と同じ暫定規制値を使うと政府は決めました。5日のコウナゴはセシウム500ベクレル/Kgの規制値を越える事になったのですが1日のヨウ素の数値も気になります。(因みにヨウ素は2000ベクレル/Kgが規制値)
地図で漁協の場所を探すと「福島県の南境を越え茨城県に入って直ぐ北から平潟、大津と続いています」福島原発から50キロ?位は離れていますから海洋汚染は深刻です。
先月末までTVに出ていた学者先生は「海上に出たヨウ素は直ぐ拡散しますから“今すぐ影響はない”と言ってしました」素人が思うには「ものすごく大量のヨウ素がもれ少しは拡散するものの一部は海流その他の影響で単純には散らない様です。それと漏れでているのがヨウ素だけなのでしょうか? セシウムも漏れてるんですよね」心配です。
操業自粛を受けて地元の漁師さんが「地震の上に原発事故で踏んだり蹴ったり」と怒っていました。全くその通りです。
報道通り放射性ヨウ素の半減期は「8日だから直ちに健康に影響は無い」だと良いのですが。
そう単純な話でもないのでないかと複雑な気持ちです。
もう少し見守らないと安心できません。これが風評被害につながるのでしょうけど。


写真:漁業関係者(共同通信)

読売新聞:
茨城県北茨城市の大津漁協は5日、同市沖でとれたコウナゴから、魚類の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える510ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 これを受け、県は同日、県内の漁業関係者にコウナゴ漁の操業自粛を要請し、各漁協は当面の間、操業の自粛を決めた。

 大津漁協によると、このコウナゴは4日に大津港の沖合で捕獲したもの。北茨城市の平潟漁協では、1日にとれたコウナゴから4080ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたが、同漁協の南に位置する大津漁協のコウナゴの放射性ヨウ素は1700ベクレルだった。

 操業自粛を受け入れた茨城沿海地区漁業協同組合連合会の小野勲副会長は「県内の漁船の大半はコウナゴやシラスをとる小型船。今はコウナゴが一番いい時期だから、死活問題だ」と語った。コウナゴは2月末から漁が始まり、4~5月に最盛期を迎える。同県の2008年のコウナゴの漁獲量は4222トンで全国6位。(引用終わり)

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