王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

統一選後半 全国で民主退潮

2011-04-25 08:18:23 | 政治
統一選2011 首都でも民主退潮 世田谷区長は保坂氏(産経新聞) - goo ニュース

昨日24日は統一地方選の後半戦とも呼ぶべき選挙が行われました。
皆様のNHKでは夜8時45分からのニュースが始まると同時に「開票前の当確」を報じてました。
勿論出口調査が元になっているのですが「開票15分前に当確!」を報じていますから圧勝の候補者が多かったと思われます。
下の記事は産経新聞ですからアンチ民主党の立ち位置が明快です。
民主党の退潮傾向に歯止めが掛からなかったと報じています。
浜爺が名前と顔が判る人としては世田谷区長に当選した元社民党議員の保坂展人氏(55)です。
同氏は東日本大震災を契機に立候補を表明し社民党を離党して無所属の立候補だったそうです。
この人05年の衆院選挙で自民党が大勝し比例区候補が足りなくなり社民党に回った議席で復活当選していましたよね、その後衆議院の議席を失いジャーナリストとか市民運動家みたいな活動をしていました。
まあ一声で「市民派革新系」でしょうから超保守派石原都政の下でどんな手腕を示すでしょう?

さてどうでも良いのですが目黒区議選で蓮舫大臣の夫である村田信之氏(44)が落選しました。民主党公認なのですから新聞は民主党の退潮と記しています。
防災服のえり立て姿ですっかり馬脚を現したと言うか場違いな印象を国民に与えましたから応援が足を引っ張ったかもしれません。

それはそれとして原発の町での市長選では原発共存派?(推進派と呼ばない)の市長が5選。柏崎刈羽村長選では共存派が過半数を占めました。東電労組内候補は全員当選とか。

毎日のTVでは「東京の電力を作るためなんで福島が!!」と怒る避難者の声を流しますが福島県だって冷静に分析すれば歴代福島県知事が原発推進派であった筈でその影響下の市町村長が全員反対派だなんて事は考えられません。
福島についてはこれ以上書きませんがそれが戦後の自民党中心の民主主義の一つのあり方です。

ついでに書けば前半の県知事選挙で福井と島根県知事は推進派が当選でした。
日本の政治風土は「事故が起きたからもって帰れ」とユーザーを罵るだけでは解決しません。
その政治責任を受けて菅政権が国難に対し乾坤一擲の政策転換と財政措置をする事が大切だと思っています。
例えばドイツのメルケル首相は原発発電の停止を表明しています。さて菅首相はどうなんでしょうか?
原発事故が他の地区で起きないことを本当に願っています。
そして一刻も早く福島原発事故の安定化を実現し欲しいものです。


写真:5選の敦賀市河瀬市長

産経新聞:
統一地方選は、首都・東京の選挙でも民主党の退潮傾向に歯止めはかからなかった。民主党公認として247人が立候補した一方、昨秋から17日の告示までの半年で25人が公認を辞退し、くしの歯が欠けるような選挙戦となった。世田谷区長選では民主だけでなく保守分裂選挙の様相のなかで無党派層の支持を集めた元社民党衆院議員の保坂展人氏(55)が乱戦を制した。

 24日深夜、当選確実の報を受け、「保坂!」「保坂!」とコールが鳴りやまない中、保坂氏は、両手を掲げて満面の笑み。「徹底的に区の職員と話し合い、良くない慣習は改めていきたい」と語った。

 保坂氏は東日本大震災をきっかけに今月、立候補を表明、社民党を離党して無所属となった。「国会の質問王」といわれた知名度を生かし、「反原発」を掲げて戦った。

 元民主党都議(44)が築地市場移転反対の主張を一変させて党を除名され、石原慎太郎知事や自民党都連と連携。しかし同党世田谷総支部が反発、元区議(52)を擁立し、民主、自民両党の票が割れ、保坂氏へ追い風となった。

 ◆蓮舫氏の夫落選

 一方、民主党の退潮を印象付けたのが、同党公認として目黒区議選に出馬した蓮舫行政刷新担当相の夫でフリーライター、村田信之氏(44)の落選だ。選挙戦終盤には、蓮舫担当相が応援に駆け付けたが、及ばなかった。

 民主党からくら替えして当選を勝ち取るケースも。都内での民主党公認辞退者は区部が19人、市部が6人。同党からみんなの党にくら替えして市議選に当選した男性(50)は「『選挙のために移籍した』と言われるかもしれないが」としながらも「今の民主には覚悟がなく、虎の威を借りる人が多すぎる。頭でっかちな国会議員も多く、嫌気がさした」とため息をついた。(引用終わり)
コメント (6)
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