王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

2012年 成人式

2012-01-10 07:57:57 | 社会
成人式、黙祷で始まった 会場に遺影…同級生しのび涙(産経新聞) - goo ニュース

9日の連休は成人式祝日が8日の日曜日くっ付いた結果だったのですね。
そういえば7日の土曜日辺りから成人式を挙げる自治体がTVに写っていました。
91年から92年生まれの若者112万人だそうですがこれまで最小だそうです。
今生まれているのが100万人前後ですからこれからは減るばかりでしょうね。

さて今年はプロゴルファーの石川君をピンとするならキリ?は沖縄の酔っ払い20歳 芸能ネタはAKBの前田、柏木と高橋嬢ですかね。
頼もしいのが大震災被災地の若者が友人の遺影を携えて成人の心構えを誓っていました。
まあ浜爺の様な古い人間には茶髪に真っ赤な紋付はかま姿での誓いにいささか違和感を覚えるのですがこれが当世風なのかも知れません。

ピラミッドのレンガに「近頃の若者はけしからん」と刻んであったそうです。東大寺の屋根のこけらにも「近頃の若者はけしからん」と墨書きが見つかったそうですから若者とはそういうものなのでしょね。
それにしても就職を心配したり年金に不安を示す若者は気の毒です。
まさに日本の貧困な政治の犠牲者です。
彼らも選挙権を得るわけで是非投票所に足を運んで歪んだ政治を直す一助を示して欲しいものです。
頑張って下さい。


産経新聞:
 ■「あなたたち思い出し踏ん張る」

 被災地の成人式は黙祷(もくとう)で始まった。東日本大震災の被災各地で8日、晴れ舞台となる成人式があった。きらびやかな晴れ着にスーツ姿…。「久しぶり」「変わってないね」。互いに再会を喜びながらも、犠牲となった同級生の遺影が掲げられた会場では、もう会えない故人を思い、すすり泣きも聞こえた。

                   ◇ 

 「東日本大震災の犠牲者の方々に対して黙祷をささげます。黙祷!」。新成人代表の武山奈菜さん(20)が式典の開始とともに黙祷を宣言すると、宮城県石巻市の市立北上中学校体育館は打って変わって静まりかえった。

 同市北上地区の新成人は43人。44人目になるはずだった男性1人は津波で亡くなった。「やかましい生徒が多かった」。中学時代の恩師がそう振り返る新成人たちは、頭を深く下げてギュッと目をつむった。

 新成人6人が犠牲となった岩手県陸前高田市。親族が用意したのだろうか、新成人の座席にはいくつかの遺影が掲げられていた。

 新成人267人のうち231人が出席。代表として壇上に立った菅野貴大さん(20)が「この先、苦しいことがあったとき、あなたたちを思い出し踏ん張ります」と6人にメッセージを送ると、新成人たちは目にハンカチを当て、涙をぬぐった。

 東京電力福島第1原発事故で、全域が立ち入り禁止の警戒区域に指定された福島県双葉町の式典は役場支所のある郡山市内のホテルで行った。仙台市の専門学校に通う柳沼千尋さん(20)は「成人してもう子供じゃないんだから泣き言ばかり言っていられない」と意気込んだ。白い振り袖姿で参加した女性(20)は「振り袖は母と祖母が縫ってくれていたが、避難するときに自宅に置いていくしかなかった。6月の一時帰宅の際、母が取ってきてくれた」と話し、友人との記念写真に納まった。

 全村避難が続く福島県飯舘村では、島根県出雲市の民間有志らが振り袖の無償貸与を行った。「新成人に晴れ着を」と呼びかけたところ、全国から約200着が集まったという。同村の9人が晴れ着に袖を通し、「遠いところから支援してくださり、本当にうれしい」と笑顔をみせた。
(引用終わり)

コメント
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