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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

田中防衛相 辺野古年内着工に言及!?

2012-01-16 09:24:23 | 政治
田中防衛相は「踏み込み過ぎ」…年内着工に言及(読売新聞) - goo ニュース

昨日15日NHKの番組で田中直紀氏の発言が物議を醸しています。
浜爺は見ていませんが日曜討論での話でしょうか?
その一部を後で取り上げているTV画面を見て浜爺は思いました。
「(普天間基地を辺野古に移転する工事の)着工が年内に出来るのかどうかが当面の手順になっている」
と発言しその後で「県民が納得し、理解いただかないと物事は進まない」と言い添えてましたから妥当な発言ではないかと聞きました。
昨年御用おさめ直前の未明に「環境評価書」をダンボールで防衛局職員が持ち込んでまで
バタバタしたのは「米国との約束ーー年内に評価書提出、年明けに沖縄の了解を得て着工」と言うのは遅ればせながら筋書き通りでないかと思います。
それを新米防衛相だからといって殊更「踏み込んだ」とか「(恐らく沖縄県と)微妙な交渉が必要な時期に」とか責めてみてどうなるのでしょう?
田中防衛相の発言が無ければ「すんなり着工となり言ったから難航する」といった性質の問題でないように思えます。

別紙では(多分同じ番組と思いますが)南スーダンへのPKO派遣部隊の武器使用基準の緩和の問題を武器輸出三原則と混同した応答を問題として取り上げていた。
俄か勉強で身についてなかったとは言えるが。

普天間の辺野古移転の是非が論じられるのが先で民主党の対米追随が何時始まったのかが
問題の根底にある。
南スーダンは派遣そのものが十分検討されたかどうかが問題で田中防衛相の勘違いは良くは無いけどこれも問題の本質でない。
いまや時代は「短期間に詰め込まれた知識を間違えなく再現する能力でなく事の本質を把握し解決策を提言する能力のある人物」を必要としています。
田中防衛相は前者ではなさそうですが後者の能力はまだ判りません。

揚げ足取りに負けないで自力を発揮して見せてください。
そうなると「閣内不一致!」と責められますが日本国民の後押しが得られるならそれも新しい行き方です。
基地は国外を提言して見せてください。


写真:田中防衛相

読売新聞:
田中防衛相は15日のNHK番組で、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設について「着工が年内にできるかどうかが当面の手順になっている」と述べ、移設工事の年内着工に言及した。

 民主党政権で関係閣僚が着工時期に触れたのは初めてで、「発言は踏み込みすぎ」と波紋が広がっている。

 田中氏は番組で「県民が納得し、理解いただかないと物事は進まない。(通常)国会開会前に知事と会い、力合わせができるように努力していく」と強調した。この後、記者団に年内着工について「断定しているわけではない」と釈明した。

 防衛省は、昨年末に提出した環境影響評価書を知事の意見書提示後に一部修正し、6月をメドに辺野古沖の埋め立て申請を行う考えだ。ただ、県外移設を主張する県側の説得を慎重に進めるため、着工時期の発言は控えていた。政府内では「繊細な交渉が必要とされる時期に不用意だ」(外務省幹部)と、沖縄の反発を懸念する声が出ている。
(引用終わり)
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