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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

維新の会 船中八策を議論 国政進出へ?!

2012-02-15 07:39:50 | 政治
維新、国政進出へ加速 船中八策を議論(産経新聞) - goo ニュース

今週になってから橋下大阪市長の率いる「大阪維新の会」が何かとTVニュースを賑わしています。政治塾の応募者は3500名を超えたとか。
民主党の現職衆議院議員が応募したり落選中の前議員も多数とか。
あまりの多さに面接は取りやめ書類審査とか。

その上「維新版・船中八策」の骨格が提言されました。
これについては維新の会が次期衆院選挙で訴えるマニフェストにもなり今後の議論で詳細を煮詰めてゆくそうです。
船中八策の骨子は上に掲げた8本柱です。
橋下氏は大阪都構想の実現に踏み出したばかりで国政にまで手を伸ばすと「股裂き状態」や「虻蜂取らず」になるのでないかと単純な浜爺は心配です。
そもそも浜爺はこの橋下氏をいまいち信じられないでいます。この人についてよく分からなければその友人を見ろと言われています。
彼のブレインの一人に元横浜市長の中田宏氏がいます。この人物開港150年博で市の積立金120億円を無駄遣いしその上25億円ほどの借金を残し逃亡同様に市長を辞職した人です。
昨日もTVでブレインとして船中八策には事の大小緩急がひとまとめなので今後議論を展開する中で詰めてゆくと弁舌さわやかに語っていました。
マスコミは「首相公選」「参院廃止」や「掛け捨て年金」を取りあげて「参院の幹事長 輿石氏のコメントを求めたりしています」勿論 そんな事そう簡単には行かないと否定してました。

それでも船中八策の大綱に注目すれば維新の会が国家級政党を目指すなら「安全保障」「一院制」「首相公選」に言及しそれを実現するためには「憲法改正」に触れざるを得ない点 結構現実的です。
でもその色合いは「日米同盟主軸」「TPP参加賛成」など自民党的ですし労組や日教組に対する態度も保守色が強いですね。でも原発依存反対の様で革新色もあるまだら模様と見るかキメラ模様に見えるんです。もう一皮むけるべく大議論が起きると良いのですがね。
その結果極右と極左の両端10%づつを切り離し残りの80%のうち70%の国民が賛成すれば56%の支持を得たことになります。
今の民主党の様に日米安保について賛成と反対が同居しているより党の性格がはっきりします。
そうなれるでしょうか? 常に政局化して動かない政治に苛立った国民の気の迷いに付け込んでいるだけでしょうか?
しっかり見守らないといけませんね。


写真:船中八策

産経新聞:
 維新の会の全体会議には所属議員約100人が集まり、橋下氏が骨格について説明した。骨格は憲法改正発議要件の緩和、参院廃止、日米同盟を基軸とした外交・安保政策にも及び、もはや地域政党の枠を大きく飛び越えている。

 ◆「期待」64%

 実際、維新の会への期待は全国的な広がりを見せている。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が11、12両日に行った合同世論調査で、橋下氏の国政進出に「期待する」が64・5%で、「期待しない」の27・5%を大きく上回った。橋下氏との連携を模索する石原慎太郎都知事の「新党構想」にも41・1%が「期待する」と答えているが、橋下新党への期待感は突出している。一方、民主党の小沢一郎元代表による新党結成には78・6%が「期待しない」と回答。「野田民主党」だけでなく、政権批判を繰り返す小沢氏への期待は低い。

 ◆“脱藩”発覚

 維新の会の勢いは13日、永田町でも表面化した。衆院兵庫4区選出で当選1回の高橋昭一氏(民主)が、維新の会が3月に開講する政治塾に応募した3326人のうちの一人だったことが明らかになった。

 高橋氏は記者団に「維新の会の方向性は本来われわれがやるべきエネルギーの方向性だった」と述べ、民主党執行部の党運営を批判した。その上で「維新の会の政治塾でしっかり学んで民主党の起爆剤にしなければいけない。維新の会は敵ではない」と説明し、離党は否定した。維新の会は参加を認めない方針だ。高橋氏は、他の民主党議員と連動していない「単独行動」とも強調。ただ、昨年8月の党代表選に立候補した前原誠司政調会長の推薦人に名を連ねたことから、一時は「前原氏による『野田降ろし』か」との臆測すら流れた。

 民主党は7日に「明日への責任」対話運動本部を設置し、消費税増税を含む社会保障と税の一体改革への理解を求める広報活動を本格化させたばかり。だが、増税路線に反対する広野允士(ただし)広報委員長の9日の辞表提出に続く高橋氏の“脱藩”宣言は、足元から揺らぐ民主党を象徴している。

 「一院制にするには憲法改正が必要で、簡単にはいかない」。輿石東(こしいし・あずま)幹事長は13日の記者会見で、維新の会が「船中八策」に参院廃止を盛り込んだことに反論、政策協議にも消極的な姿勢を示した。一方、高橋氏の動きには当惑の様子で「まだ事情も何も分からないのに処分を考えることはない」と述べるにとどめた。
(引用終わり)

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