王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

電力融通拡大へ国が助成!!

2012-02-12 07:48:08 | 東日本大震災
電力融通拡大へ国が助成 東西の周波数変換所増設促す(朝日新聞) - goo ニュース

東日本大震災以降、電力不足の問題が起きた時に西の余力を東に回せないか?問題提起がありました。
その時思い出さされたのですが中部電力から西が周波数60ヘルツで東が50ヘルトなので東西で融通しあうには「変換所」が必要な事。
その「変換所」は東西の境に3か所でその能力は100万キロワットだそうです。
昨夏はフル稼働したが需要に比して力不足だったとの事。

この朝日の写真の数字を合計すると:
西 11,400キロワット> 東 8,890キロワット である。
仮に30年計画で西に揃えるとその相対的効果はいかがなものであろうか?
そもそも明治?の頃から東はドイツ系 西は米国系の発電機が使われた歴史からみると東西に別れた発電機の利権は国家、企業,経産省等が複雑に絡み合ってととも解けないでしょうね。

まあそこで「取敢えず」とか「だましだまし」の手段を取るのは致し方ないのでしょう。

一般的に言って物流が阻害されるのは3%程度が急激に阻害された時です。
目下の能力が100万キロで1%未満なんだそうです。取敢えず300万キロワット程度にするとバックアップシステムとしては昨日思想です。どんな基本計画が出来るでしょう?
取敢えず今年も暑い夏になりそうです。


写真:周波数別電力図

朝日新聞:
東日本と西日本の間でやり取りできる電気の量を増やすため、経済産業省は、東西で違う電気の周波数を変換する設備の建設を支援する方向で検討に入った。これまで設備の建設は電力会社任せだったが、建設費を国が補助するといった支援策を考え、増設を促す。

 日本では、周波数が東日本で50ヘルツ、西日本で60ヘルツと違うため、周波数を変換しないと東西での電気のやり取りができない。周波数を変える設備の「変換所」は現在、東西の境にある東京電力と中部電力の2社の管内に計3カ所ある。

 だが、変換できるのは計100万キロワットで、全国の発電能力の1%に満たない。昨夏は三つの変換所をフル稼働させて西日本から東日本へ電気を送り込んだが、東日本の電力不足を解消するには力不足だった。

 このため、経産省は16日に大学教授ら専門家による研究会を新設し、変換所の増設や設備の増強を促す方策を話し合う。設備の建設費を国が補助したり、政府系金融機関を通して融資したりすることを検討する方針だ。具体策を5月ごろまでに基本計画としてまとめる。
(引用終わり)

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