王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

復興庁 きょう発足 

2012-02-10 08:17:24 | 東日本大震災
復興庁、正式発足=野田首相らが看板掛けへ(時事通信) - goo ニュース

平野達男防災相が復興相に異動しその後任に中川正春前文科相が再入閣する事に民主党の内部に詳しい人があれこれ書いていましたね。
いづれも好意的ではありません。
ともかく復興庁が今日正式発足だそうです。
東日本大震災の起きたのが昨年の3月11日ですからざっと11か月後ですからこの立ち上げ振りについても各紙批判的です。

被災地の県知事は「ワン・ストップ」で問題が片付く組織を期待していた様ですが国交省や農水相の権限の切り分けが不十分と言われています。国交相や農水相への「ワン・ストップ取次窓口」とか懸念されています。
取敢えずある力を振り絞って被災地復興に役立って欲しいものです。

ところで津波に襲われた三陸の市町村では「高台に集団移転」が大勢の様です。
浜爺の様な素人は「1000年に一度クラスの大地震」に備えるのは構えすぎではないか?なんて密かに思っていたのですよ。
せめて300年に一度クラスを想定して後は早めに逃げる事を考えた方が「正解」とは言えないまでも「適解」に近いのでないかと思いです。
今震災地の仮設住宅が想定外の寒さや積雪で水道が凍ってしまい炊事どころかトイレさえ使えない被害が続発しています。
仮設住宅の質の悪さを程度の指摘するTVニュースはたくさんあります。でも海辺の人が経験しない様な山地や高台を選んだ事に水道の凍結の根っこが有るような気がしたいたんです。

そうしたら昨日届いたダイアモンド・オンラインで養老先生と東大教授で建築家の隈先生が対談で「震災の移転先が高台になるとすれば莫大な追加費用を負担するリスクを覚悟がなければいけない」と語っている一章を見つけました。この震災列島で生き抜くには「だましだまし」の知恵が必要との見方です。極端から極端はよくないと偉いさんが声を上げたので浜爺も声を上げる事にしました。

平野復興相以下関係者の活躍をしっかり見守っています。


写真:平野大臣

時事通信:
東日本大震災からの復興施策の司令塔となる復興庁が10日、正式に発足し、東京都港区赤坂の民間ビルに設けられた本庁で、野田佳彦首相や初代復興相に就任する平野達男復興担当相らが看板掛けを行う。設置期限は2020年度末までで、本庁、地方合わせ常駐職員約250人体制でのスタートとなる。

 復興関連予算の要求・配分を一元的に担うほか、被災地に規制緩和や税財政上の特例を認める復興特区、住宅の高台移転などに使える復興交付金も所管する。 
(引用終わり)
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