王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日台、尖閣周辺に共同水域!!

2013-04-11 07:23:18 | 政治
日台、尖閣周辺に共同水域=台湾漁船操業を許可―領有権に触れず(時事通信) - goo ニュース

昨日10日日本と台湾は尖閣諸島周辺海域を対象とした漁業協定を締結したそうです。
言葉で説明するのは難しいので毎日新聞の地図をコピペしました、
日本のEEZの一部に台湾漁船の操業を認め、台湾は領有権の主張を棚上げするとの高度の政治的解決に見えます。
早速中国外務省は不快の念を表明しました。尖閣諸島に対する中国の領有権の主張に水差す行為と見えるからでしょう。
台中両国を念頭にこれだけの外交駆け引きを展開し協定締結に至ったのは安倍政権の強い意向でしょうからこれは立派ですよ!

あとは両国の漁船が水域を守り漁獲高を越えないで乱獲による漁場の保護をきちんと管理する事が大事でしょう。
両国漁協と保安庁の取り組みに目が離せません。

大きな目で枠組みを育てれば西沙諸島、南沙諸島における中国対ベトナム、フィリッピン、ボルネオ等の国々の領有権争いとそれに絡む漁業権争いに資すると思うのですが、はて中国がどう出るかでしょうね?

中国が日本敵視を続ける限り、台湾との関係強化、そしてひそやかに新疆地区のとチベット地区の反中国運動をしっかり見守りをしないといけませんね。
今回の協定が具体的に機能する事を期待しています。


写真:適用水域(毎日新聞)

時事通信:
 【台北時事】日本と台湾は10日午後、沖縄県・尖閣諸島周辺海域を対象とした漁業協定を締結した。尖閣周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内に協定適用水域(共同水域)を設け、台湾漁船の操業を許可する。領有権には触れていないが、台湾漁船が日本の領海に入ることは引き続き認めない。協定締結は協議開始以来、17年ぶり。

 日本には協定締結で、尖閣領有問題をめぐり台湾に対日共闘を呼び掛ける中国をけん制し、良好な日台関係を強化したい思惑がある。

 中国外務省は同日、領土の一部と主張する台湾と、日本が協定を締結したことに「重大な懸念」を表明した。

 漁業協定の名称は「漁業秩序の構築に関する取り決め」。尖閣を中心とした北緯27度以南に共同水域を設定。この水域内のほとんどは「法令適用除外水域」とされ、台湾漁船は日本側の取り締まりを受けずに操業が可能となる。ただ、日本漁船の伝統的な漁場でもある一部は、法令適用除外水域と区別して「特別協力水域」とし、台湾漁船の操業も「最大限尊重」する一方、日本の当局が取り締まれる余地を残した。

 日台はまた、協定の目的を達成するため、漁業委員会を新たに設置し、年1回の定例会議を行うことも盛り込んだ。乱獲を防ぐためのルールづくりも検討される見通し。
(引用終わり) 
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