王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

8月の世界陸上 マラソン 出場枠5人に3人!!

2013-04-26 07:46:47 | スポーツ
涙!衝撃!怒り!女子代表3人だけ/マラソン(サンケイスポーツ) - goo ニュース

悩ましい問題ですね!
国際大会で女子と言えどもマラソンで優勝に絡むには2時間20分を切る様な走りをしないとお呼びで有りません。
それに対し現在の日本女子マラソン界では2時間24分を切って走る選手が限られています。
従って2時間24分を切るかどうかは大甘ですが足斬り条件として当然でしょう。

問題は日本人トップ(これも腰が引けてますよね。外国人がトップである前提の基準ですものね)ですよ。外国人が2人先に入れば3位でもOKになりますものね。
問題は漏れた選手もそのクラブの代表(例えば小出代表)はがっかりしたり怒り心頭の様です。
つまりレースで日本人1位が頭にあり、足斬りの2時間24分以内(それが当該レースであれ過去であれ)の実績が必要であることが意識されなかったのか? はっきりと選手に公示しなかった様に思えますがどうでしょう??

陸連の凡レース回避は英断と思いますが、従来基準を思い切り替えるなら事前にはっきりと該当団体と選手に伝える事が大切な気がします。
そうでなければ外国人を追い抜いて1位に入るか?冒険を避けて日本人で2位狙いの走りが可能になるからです。
どうも陸連が2時間24分を後で声高に適用した風に見えます。
選手個人に付いて言えば選手として「旬」な時季がありますから「選ばれると思っていたら(そのようです)お気の毒です」
国内レースであれ2時間20分台で走って欲しいものです。
期待しています。


写真:落選した那須川瑞穂選手

サンスポ:
日本陸連は25日、8月の世界選手権(モスクワ)マラソン代表として男子で川内優輝(26)=埼玉県庁、女子で2004年アテネ五輪金メダルの野口みずき(34)=シスメックス=ら計8人を選び、発表した。女子は5人の出場枠すべてを使わず3人のみの選出。落選した那須川瑞穂(33)=ユニバーサルエンターテインメント=は悔し涙を流し、00年シドニー五輪金メダルの高橋尚子さん(40)らは陸連の方針転換に困惑した。競歩代表は男女計7人が決まった。

 つかんだと思っていた世界選手権キップは幻だった。昨年11月の横浜国際女子で日本人トップの2位となり、代表入りが有力視された那須川は「こっち(落選)のリアクションは用意してなかった」と、想定外の結果に涙があふれ出した。

 出られるけど出さない-という非情な選考だ。那須川は2時間26分42秒という凡タイムがネックとなった。日本陸連は低迷する競技レベルを引き上げようと、今回から派遣設定タイムを2分引き上げて「2時間23分59秒以内」としたが、クリアしたのは木崎良子(ダイハツ)だけ。24分台で実績もある野口と福士加代子(ワコール)は選出したが、出場枠を2つ余らせた。

 日本陸連の尾縣貢専務理事は「女子マラソンは2大会続けて五輪で惨敗している。引き締めの意味で、入賞を狙えるレベルでないと選考されない方向性を示した」と説明した。これまでは選考レースでの「日本人トップ」を最優先にして代表を選んできただけに、その波紋は大きい。

 那須川を指導する佐倉アスリート倶楽部の小出義雄代表(74)は「枠があるなら使うべきだ。選手のためにならない」と憤り、陸連の次期理事に名を連ねる高橋尚子さんは「衝撃的に受け止めた。次の五輪を考えると、多くの選手に世界の舞台を経験してほしかった」と、選手に国際経験を積ませる機会を手放すことに懸念も示した。

 日本人同士の争いに勝っても、凡庸な内容では代表に選ばれない。海外の強豪についていこうとしない消極的なレースが増えていた日本勢に、ショック療法が与えられた。
(引用終わり)

コメント
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