王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

小保方氏が 画像捏造 理研 最終報告!!

2014-04-02 08:07:08 | 科学
STAP論文最終報告「小保方氏が画像捏造」 理研、処分検討(産経新聞) - goo ニュース

昨日1日理研は「STAP細胞疑惑」に関する調査委員会は最終報告書を公表しました。
主題は実験結果を示す重要な画像に小保方晴子研究ユニットリーダーによるねつ造と改ざんがあったと不正を認定した事です。
参考記事には有りませんが研究ノートも3年分で2冊ほどでまともに記述が無いような事もいっていました。
それでは共同執筆者や理研に問題はないかとの想いに行きますが「笹井副センター長と若山山梨大教授には不正行為はない」としたものも「責任は重大」としています。
浜爺はこれを聞いて理研は小保方晴子さん一人に責任を押し付けるトカゲのしっぽ切りをやったなと思いました。
昨日昼過ぎのTVニュースショーでも理研の責任問題が抜けたままと論評していました。

小保方さんは「理研の認定を承服できない」として不服の申し立てをするそうで1週間後位に本人による記者会見があると決まったようです。
1月末には「泣き明かした夜も、止めてやろうと思ったことも」と苦しい研究時代の苦労を語っていたのを思い出しました。
割烹着まで着せて奇をてらった演出者に才女の怒りが見ものですね。

ところで当事者間の争いよりも「STSP細胞」が有るかないかに素人の関心は向きますが、これは1年ほどかけて見極めるそうです。
有るのかも知れませんが見つからないだけかもしれません?! 

さて理研の理事長は野依良治さんで日本のノーベル賞受賞者だそうですが受賞者=良き組織のオーガナイザーかと疑問に思って事件を見てきました。
この程度の調査委員会しか指揮できなかったとしたら晩節を怪我すことを心配します。
さっさと辞任が良いと思いますがどうでしょう?!
まだ問題は尾を引きそうです。


写真:1月発表時点の小保方さん

産経新聞:
理化学研究所などが発表した新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文に疑義が生じた問題で、理研の調査委員会は1日午前、記者会見で最終報告書を公表。実験結果を示す重要な画像に、小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダーによる捏造と改竄があったと不正を認定した。同日午後には理研の野依(のより)良治理事長らが会見。改めて陳謝するとともに、当該論文の取り下げを勧告することや、理研の懲戒委員会での審議を経て、小保方氏ら関係者を厳正に処分する考えを明らかにした。

 一方、小保方氏は同日、「改竄、捏造と決めつけられたことは、とても承服できない」として、近く理研に対し不服申し立てをすることを表明した。

 調査委の最終報告によると、不正と認定されたのは小保方氏が3年前に著した早稲田大の博士論文の関連画像から流用された画像4枚と、一部が切り張りされたDNAの解析画像。

 博士論文の関連画像はSTAP細胞の万能性を示す重要な証拠だった。小保方氏は「画像を取り違えた」と説明したが、調査委は「違いを認識していなかったとは考えがたい」と指摘。「データの信頼性を根本から壊す」と認定した。

 また、共著者で論文執筆や研究を指導した笹井芳樹理研発生・再生科学総合研究センター副センター長と若山照彦山梨大教授(当時理研に在籍)については、不正行為はなかったとしながらも、データの正当性と正確性を確認しなかったとして責任は重大とした。

 小保方氏らは1月末、STAP細胞の論文を英科学誌ネイチャーに発表。世界的に注目されたが、実験の根幹に関わる部分で不正が明らかになり、論文の信頼性は失われた。

 STAP細胞が本当に存在するかどうかも疑念が一段と深まった。理研は内部で検証作業を続ける一方で、最終判断は第三者の検証に委ねる構えだ。小保方氏らはすでに論文撤回を検討する意向を示している。

 野依氏は1日の会見で「理研の研究者が発表した論文が科学社会の信頼性を損なう事態を招き、改めておわび申し上げます」と陳謝。「若手研究者の倫理観や経験の不足と、それを補うべき研究者の指導力不足、相互検証の欠如が不正を引き起こした」とし、野依氏を本部長とする改革推進本部や外部有識者による改革委員会を設け、不正防止や研究倫理教育の改善に当たることを表明した。
(引用終わり)
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