ウクライナ東部 明日から停戦 ？！

【ウクライナ情勢】露から「戦車越境」　停戦合意後も戦闘、多数の死者(産経新聞) - goo ニュース

１２日ベラルーシの」ミンスクで独仏ロとウクライナの首脳が１６時間も掛けて合意した「ウクライナ東部の停戦合意」ですが独のメルケル首相が会談後「何もしないよりは希望が残る」と発言した通り停戦前の陣取り合戦の様相を呈しているようです。
ウクライナ軍と親ロ派が停戦前に既存の陣地を少しでも広げようと攻勢に出ている様です。
この記事では１１－１２日にかけロ側から東部に戦車５０両、装甲車あ４０台等が越境したとか。
そもそも首脳会議でどこを停戦ラインにするのか？（昨年９月の停戦合意の線か？　それ以降親ロ派が西に勢力を広げた現状の紛争線か？）決まらなかったそうですから本当に前途多難が予想されます。
双方に厭戦気分が出ないとまずシーズファイアー(発砲停止）さえ起きそうに見えません。

難儀なのは戦闘地区に巻き込まれた双方の住人です。
当面米とＥＵ側はロに対する経済制裁を強める様です。効果は出るまでに時間が掛かりそうです。

ロシアも原油価格の下落の影響を受けていますから昨年９月とは少し懐事情が悪くなっているでしょう。
長期に東部の親ロ派を援助し続けますかね？
判りません？
何とかまず現状で停戦して欲しいものです。


写真：クリミヤ半島併合時の写真（インターネットより）

産経新聞：
【モスクワ＝黒川信雄】独仏露とウクライナの４カ国首脳が、１５日からの停戦で合意したウクライナ東部の紛争は、１２日の首脳会談後も親ロシア派武装勢力とウクライナ軍の衝突で死者が出るなど、依然として緊迫した状況が続いている。

　インタファクス通信によると、ベラルーシ・ミンスクでの停戦合意発表から一夜明けた１３日、前日からの戦闘で、ウクライナ軍兵士８人が死亡。一方、親露派は、４０人以上の軍兵士を殺害したと明らかにした。

　東部ドネツク州の交通の要衝、デバリツェボでも首脳会談後、双方の衝突が繰り返されているもようだ。

　親露派は、約６千人のウクライナ軍兵士が陣取るデバリツェボを包囲していると主張。軍に対し投降を呼びかけているが、包囲網を突破しようとする軍との間で、戦闘が繰り返されていると指摘している。

　一方、ウクライナ軍側は親露派に包囲されている情報自体を否定している。

　露側からウクライナ東部への武器の流入は、ミンスクでの首脳会談中も情報があり、ウクライナ国家安全保障会議の報道官は１１日から１２日にかけ、東部ルガンスク州に戦車約５０両、装甲車約４０台などが越境してきたと指摘した。
(引用終わり）