王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ヨルダン パイロット 焼殺 !! 

2015-02-05 08:05:08 | 海外
国王訪米中に動画公開=ヨルダン揺さぶる狙いか―イスラム国(時事通信) - goo ニュース

昨日4日の未明だったそうですがイスラム国が「ヨルダンパイロットの殺害」の動画を配信したそうです。
追っての報道で「パイロットは生きたまま焼き殺された」様で殺し方そのものが極めて残虐ですが「遺体を灰にしてしまう事は宗教上復活を出来なくする最大の侮辱」とか。
しかもパイロットは1月3日には殺されていた模様です。ヨルダンが死刑囚と交換の前にパイロットの生存確認をしきりに求めていたのは「当然の行為」である事がよく分かりました。捕虜なり人質の交換は「生きている事が前提」ですものね。

午前中の早い現地報道ではパイロット出身部族のコミュニティーセンターでは「国王を非難するグループ」も居る様子を映していました。
今朝5日の朝の報道では訪米中のヨルダン国王が急遽帰国、併せて「パイロットの死を悼む国家規模の集会が開かれています」
素人目には「ヨルダンはイスラム国のテロに屈しない」との方向に徐々に国民の意向が動いている様に見えます。
日本人の人質2名の解放に関する一連の出来事は残念ですが3人の殺害で片付いてしまいました。
これでイスラム国と中東周辺国の争いは終わらないのですね。日本は勿論武力介入はしないと思いますが「付近を能天気に旅行する」とか「渡航注意を受けているのにそこに出かける」等避ければ避けられる事件事故には注意しましょうね!!
改めて3人の冥福をお祈りします。          合掌


写真:囚われのパイロット(インターネットより)

時事通信:
 【アンマン時事】過激組織「イスラム国」は、ヨルダンのアブドラ国王の訪米中に、拘束していた同国の空軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉を焼殺する動画を公開した。米軍主導でイスラム国の壊滅を目指す有志連合に参加するヨルダンの動揺を狙い、動画公開の時期と殺害方法を周到に選んだようだ。

 ヨルダン政府は、中尉が殺害されたのは1月3日と判断している。また、1月3日以前に有志連合による救出作戦が失敗し、殺害されたとの見方もある。だが、中尉殺害の動画が公開されたのは約1カ月が経過した日本時間4日未明。訪米中のアブドラ国王がワシントンで、ケリー国務長官と中尉救出を含めイスラム国への対応を協議した直後のことだった。

 動画公開のタイミングについて、イスラム国の動向に詳しいヨルダンのアナリスト、マルワン・シェハダ氏は、有志連合に参加するヨルダンに対し、「米国は助けにならない」というメッセージが込められたと分析する。

 また、殺害方法は、イスラム教の禁忌行為である焼殺だった。イスラム国は、有志連合による空爆で「住民が焼き殺されている」と主張しており、イスラム法の「目には目を、歯には歯を」のルールに従い、パイロットに「同等の罰」(シェハダ氏)を下したことが考えられる。

 一方、ヨルダン政府は、後藤健二さんの解放と引き換えに、イスラム国が求めるイラク人女死刑囚の釈放に応じる用意があったとみられている。だが、ヨルダン政府が前提条件としていた中尉の生存確認が実現することはなく、死刑囚の釈放は見送られた。 
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