王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

北の湖 理事長 急逝 !!

2015-11-21 07:36:45 | スポーツ
北の湖理事長急死 20日朝に入院、夕方に容体急変

昨日20夕刻大相撲の北の海理事長の北の海親方が北九州の病院で急逝されました。
前夜から体調がすぐれなかった様で20朝、病院に救急搬送されていました。
死因は「直腸がん。多臓器不全」だそうです。
享年62才で今の基準でいえば若いですよね。

やたら強かった印象があります。
74年に21歳で横綱に推挙されとありますから浜爺がサラリーマンで張り切っていた頃です。
この頃は日本人が横綱で輪島関とならんで輪湖時代と並び称されたと有りますがその呼び方に余り印象はありません。
昭和のまだ日本が元気だったころの話ですね。
又一つ昭和が終わったのかも知れません。
ご冥福をお祈りします。


写真:最後の優勝
スポニチ:
大相撲の第55代横綱で日本相撲協会の北の湖敏満(きたのうみ・としみつ、本名・小畑敏満=おばた・としみつ)理事長が20日午後6時55分、直腸がんによる多臓器不全のため、福岡市内の病院で死去した。62歳。葬儀の日程、喪主などは未定。福岡国際センターで開催中の大相撲九州場所で同市内に滞在しており、20日朝、体調不良で病院に救急搬送されていた。

 角界に衝撃が走った。北の湖理事長が急死した。20日夜、福岡市内の病院で報道陣に対応した玉ノ井広報部副部長(元大関・栃東)によると、死因は「直腸がん。多臓器不全」だっ た。同副部長は「容体が急変しました。きのう(19日)も元気に公務をこなしていた。いきなり、こういうことになって残念。何とも言えない」と言葉を詰まらせ、涙を浮かべて絞り出した。

 協会関係者によると、同理事長は19日夜に持病の貧血の症状を訴え、20日朝に救急車で福岡市内の病院に運ばれて入院。血圧も低下したものの、点滴治療などで容体は安定したという。北の湖部屋の関係者は「意識はしっかりしている。血圧が低くて病院に行った」と話し、玉ノ井広報部副部長は「後半戦に入って疲れが出たのだろう」と説明。昼すぎまでは病室で今後の業務について思案していたという。だが、夕方になって容体が急変。病院に駆けつけた山響親方(元幕内・巌雄)によれば、最期に言葉を発することもなく息を引き取った。遺体は福岡県内の葬儀場に安置された後、21日に東京に向けて搬送される。

 北の湖理事長は13年に大腸ポリープの手術を受け、今年7月には腎臓に尿がたまる両側水腎症で名古屋場所を途中休場。10月は腎臓がすぐれず都内の病院に入院した。今場所は初日のあいさつを腰痛を理由に休むなど、体調に不安を抱えていた。顔も含めた上半身は痩せ、立ったり座ったりなどは常に付け人の手を借りていた。それでも連日会場に姿を見せ、取材対応などをこなしていた。

 北の湖理事長は三保ケ関部屋に入門し、1967年初場所に13歳で初土俵。17歳で新十両に昇進するなど怪童と呼ばれた。74年名古屋場所後に史上最年少の21歳2カ月で横綱に昇進した。優勝24度は歴代5位。横綱輪島と「輪湖(りんこ)時代」を築き大相撲ファンを魅了した。右上手を引いた時の強さは圧倒的で「憎らしいほど強い」と評された。横綱在位は史上1位の63場所で通算成績は951勝350敗107休。85年初場所限りで現役を引退し、一代年寄「北の湖」を襲名。2002年2月に日本相撲協会理事長に就任した。08年9月に弟子の不祥事で辞任したが、12年2月には2度目の就任を果たし、相撲協会の公益財団法人移行に尽力した。

 昭和の大横綱は、今場所10日目に猫だましを繰り出した横綱・白鵬の奇襲には「前代未聞。負けたら横綱として笑いもの」と苦言を呈した。相撲は勝てば良いわけではない。何より訴えたのは強さとともに備えるべき品格。それが後進への最後のメッセージとなった。

 ◆北の湖 敏満(きたのうみ・としみつ)本名・小畑敏満。1953年(昭28)5月16日、北海道有珠郡壮瞥町生まれ。67年初場所で初土俵。74年名古屋場所後に史上最年少の21歳2カ月で第55代横綱に昇進。優勝24回。85年初場所で引退して一代年寄「北の湖」を襲名。96年から理事、98年から協会No・2の事業部長を2期4年務め、02年2月に理事長に就任した。08年9月に辞任するも、12年2月から再び理事長に就任。

 ▽直腸がん 大腸の最も肛門に近い部分にある約15センチの直腸にできる悪性の腫瘍。大腸がんの中でも日本人はS状結腸と直腸にがんができやすいと言われている。発見しやすいがんの一つで、早期に発見できれば内視鏡で切除できる。
(引用終わり)
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