王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日銀 金融緩和 株価に好感 !!

2016-01-30 08:06:26 | 為替 ドル 株式
マイナス金利で円安・株高=「効果は短期的」との見方も―欧米市場

昨日29日日銀は来月から「マイナス金利」政策を取る事を決めました。
金融全体に対する影響を限るため「日銀への当座預金の新規分」に留める様です。

3年前金融の大緩和で「大量の日銀券(お札)の増刷を行い」極端な円高から一気に1ドル100円台、105円台そして115円台へと輸出業者にとっては「棚から牡丹餅」の利益をもたらしました。
一方米国では昨年末FRBが「金利上げ」に踏み切りましたので日銀に「量的緩和策」からの出口策をどうするか考えていました。
日銀は「銀行の預ける金を追い出し市中に金を回そう」との意図だと思いますが最近の外的条件もあり企業の投資が増えるとも思いません。

しかし日経平均株価をみると寄り付きの下げを後場では一時600円を越える値上げを見せましたが終値は450円だかと乱高下をしました。

これを受け欧米市場も株価をあげました。
これを見ると日本発の経済政策が欧米の市場に影響が出る事が判ります。しかしそれだけ欧米の市場でも上げを誘導する事案に欠けているとも見えます。
日本は甘利経済再生相の辞任を受けて揉める国会をどれだけしっかり立て直し補正と新年度予算を執行するか?地味ですが大事な政治マターが待っています。
しっかり見守りましょう。


写真:黒田総裁の会見(ロイター)

時事通信:
【ロンドン、ニューヨーク時事】日銀のマイナス金利導入決定を受け、29日の欧米市場では円相場が一時、対ドルで3円以上急落する一方、株価は軒並み上昇した。だが「効果は短期的」(英アナリスト)との見方も浮上しており、円は売り一巡後に下げ渋り、株価は上げ幅を縮小する場面も見られた。

 円は、ニューヨーク時間午前10時15分現在1ドル=121円50〜60銭と、前日午後5時比2円72銭の大幅な円安・ドル高。

 ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前日終値比210.28ドル高の1万6279.92ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は55.99ポイント高の4562.67。

 欧州主要国の株価は、ロンドン時間午後3時ごろ、ドイツ株式主要30銘柄指数(DAX)が前日終値比1.35%高、英FT100種平均株価指数が1.77%高。 
(引用終わり)
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