王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

南シナ海 中国覇権 国際裁判所 完全否定 !!

2016-07-13 18:49:49 | 中国関連
【緊迫・南シナ海】裁定の意義は? 中国側の「完敗」、「歴史的権利」根底から否定

12日オランダ・ハーグの仲裁裁判所はフィリピンの中国に対する訴えで「九段線」の主張を退けるなど、事前の予想より中国に厳しい裁定になったようです。
これに対し中国外務省の報道担当官は最大級の不満と憤りを海外に向け示しています。
裁定は中国が繰り返してきた南沙、西沙諸島での埋め立てや軍事拠点化は違法と断じましたが、強制力がありませんから(当面)中国は居座りと施設の強化を図るでしょう。
チャイナマネーによる軍事膨張は当面止まらないでしょうが地域を自国の前庭扱いし他国の航空機や船舶の立ち入りを拒むことはやりにくくなったことでしょう。
具体的にはこの件について中国とアセアン諸国の関係が変わるでしょうし日本及び米国のかかわり方も新しい局面になります。
中国は国際海洋条約からの脱退も視野にあるようで、同様に条約締結国でない米国が口を出す問題でないと米国排除に出ています。これから長いこと掛けて中国の出方を見守らないといけません。


写真: 南シナ海 赤い舌(ネットより)

産経新聞:
 南シナ海をめぐる仲裁裁定では、中国が南シナ海における資源保有権の根拠としてきた「九段線」の主張を退けるなど、「中国側の完全な敗北」(国際法学者)といった評価が聞かれた。裁定は、中国が排他的に資源や海上を管轄していたという「歴史的な証拠はない」と断定。中国が国際社会への説明で繰り返してきた「歴史的権利」を根底から否定した格好だ。

 また、中国が埋め立て、滑走路を建設するなどして軍事拠点化を進めるスービ(中国名・渚碧)礁などは「低潮高地」とのフィリピンの主張が認められ、12カイリの領海も発生しない。この結果、人工島付近を航行する米軍の作戦が正当化されることになる。

 裁定は、中国がフィリピン漁民に対し、スカボロー礁(同・黄岩島)付近で妨害を行ったと認定。この海域では伝統的な漁業権がフィリピン、中国、そのほかの国にもあるとして、平和的な管理に道を開いた。スプラトリー(南沙)諸島で中国が人工島建造のために行った埋め立てにより、サンゴ礁を破壊するなど生態系に損害を与えたとした。

 また、中国が1995年にフィリピンの隙を突いて支配を始め、3千メートル級の滑走路を築いたミスチーフ(美済)礁も低潮高地で、中国による人工島化が紛争を悪化させたと非難した。(シンガポール 吉村英輝、ベルリン 宮下日出男)
(引用終わり)
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鳥越俊太郎氏 都知事選 野党共闘候補に?!

2016-07-13 06:53:36 | 政治
【東京都知事選】「昨日夕決めた」鳥越俊太郎氏が記者会見で出馬表明「東京都のために全力」古賀茂明氏も登場し共闘演出

昨日12日午後ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が都知事選の候補として立候補宣言しました。
浜爺が思うには「年齢・体力とも10年は遅れてきた感じです。御年76歳でがん手術を4回経験しています」

加えて政治手腕の話になるとジャーナリストとしての手腕は未知数ですが「後だしジャンケンが有利」との経験則は無視できません。
しかし野党4党の共闘が決まったのは鳥越氏の会見の後ですから泥縄の間は否めません。
加えてすでに立候補宣言をした宇都宮氏は「立候補取り消しに含みは残していますが今朝まで進退が明らかでありません」
野党共闘が効果をだすには宇都宮氏の勇気ある撤退ですがはてどうでしょう??
一本化が出来れば鳥越氏にも勝機がありそうです。
自民は分裂、野党も分裂となると誰に無党派の関心が向くかでしょね。後半日、共産党の宇都宮氏に対する(撤退)説得が重大な影響をもたらします。
共産党の組織把握力が伺われる辞退です。
投票権はありませんがしっかり見守りたいと思います。

追記:13日夜8時前に宇都宮氏は立候補を見送ることを決めたそうです。これで4野党共闘の実が上がることになります。宇都宮氏の基礎票4-50万票が鳥越氏に流れそうです。投票権はありませんが「後出しじゃんけん」の増田氏と鳥越氏に当選の眼が出てきました。面白くなりそうです。

写真:鳥越氏を囲み野党共闘のポーズ(毎日)

産経新聞:
舛添要一前東京都知事の辞職に伴う知事選(14日告示、31日投開票)をめぐり、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が12日午後、東京都内のホテルで記者会見し「残りの人生の何分の一かを使って、もしチャンスを与えていただけたら、誠心誠意、東京都のために全力を尽くしたい」と出馬を表明した。先の参院選で共闘した民進、共産など野党4党の枠組みで支援するとみられる。

 2020年東京五輪・パラリンピックについては「輝かしい東京の存在を世界に発信できるようにやりたい」と話した。

 鳥越氏は「出馬するのは昨日の夕方ごろ決めた」と説明。「日本も戦後70年間、平和な時代を過ごしてきたのに、時代の流れがちょっと変わってきたというのを参院選で感じた。国全体が流れを変え始めているところに、流れを元に戻すような力になれば」と話した。

 会見には、民進党都連が11日に出馬を要請していた元経済産業省課長の古賀茂明氏(60)も登場。以前から鳥越氏に出馬を促していたことを明かした。

 古賀氏は「市民の声を集めるというのが大事」とし、出馬を表明している元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(69)や、出馬を予定しているジャーナリストの上杉隆氏(48)の名前を挙げ、「それぞれ立派な候補者ですが、一つに結集できれば」と候補の統一を呼びかけた。
(引用終わり)
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