王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

天皇陛下 生前ご退位の意向 !!!

2016-07-17 09:43:07 | 天皇家
陛下自身、お気持ち公表も=退位意向、数年前から―宮内庁長官、改めて否定

今月13日の夕刻でしたかマスコミが政府筋への取材で「今上陛下が生前ご退位の意向」を知ったと報じられました。
そして14日には宮内庁が「そのような事実はない」との長時間の記者会見。しかしいろいろな考えがあることも認めかつ、天皇のご意向に沿って制度改革が行われれば天皇による国事行為への関与で「憲法に抵触する恐れ」もある。と煮え切らぬ発言。

別に宮内庁がマッチ・ポンプとは言いませんが「生前ご退位もよし」とする派がリークしたのかも知れません。

小ブログでも書いた様に昨年今上陛下の誕生日に際してのお言葉でも「式典で間違え」など気力体力の衰えを認めていらっしゃいました。
一般の家庭でも両親が80歳を超えれ場子供たちの誰かに後を託さねばなりません。遅すぎるかもしれません。

さて戦後の日本国憲法は米国が作ったにしろ日本人が戦争行為を反省して作ったにしろ、原案は3か月ほどで作られたと聞きます。
そこで天皇の地位や皇室典範の関係がどれだけ深く真摯に論じられたかははなはだ疑問です。
これまでも皇太子の男子跡継ぎの問題、男系女系の天皇問題も小泉総理の頃、論じられましたが悠仁様ご誕生で問題先送り。ついには今上陛下の生前ご退位の問題にまでなってしまいました。まあ形の上で「天皇のご意志」を国民が漏れ聞いてこぞって陛下のお気持ちに沿うことが確認されたら政府が(改憲に)取り組むという段取りでしょう。しかしこの件で憲法改正は扱いにくいでしょうね。

しかし安保関連法案では憲法違反ぎりぎりまで踏み込んだ安倍内閣ですから「国民の意思が天皇の生前ご退位と合致するなら」ご希望に添うべく奮闘するのが臣 安倍として忠誠の極み と思いますがはてどうでしょう?
天皇家の安寧は政治の紙の裏側でそれに対処することは事案ごとに検討すれば「なんでも憲法違反の恐れ」と先送りする不敬はなくさなければ」いけません。
天皇家の親族会議に政府首脳は陪席しご意志をよくよく伺うようお勧めします。


写真:今年1月フィリピンで献花する両陛下(産経)

時事通信:
天皇陛下の生前退位に関し、宮内庁が何らかの方法で陛下の意向を公表するため、水面下の検討を続けていることが14日、関係者への取材で分かった。陛下自身が内外にお気持ちを直接伝えられることも検討されているという。

 政府関係者によると、陛下は数年前から、天皇の生前退位について、周辺の近い関係者に、光格天皇を最後に約200年行われていないことなどに言及していた。生前退位に関する規定がない皇室典範についても理解しているという。

 政府は世論を見極めながら、典範改正や新法制定の検討準備を慎重に進めるとみられる。

 一方、宮内庁の風岡典之長官は14日午後の定例会見で、陛下が退位の意向を同庁関係者に示したことを改めて否定。意向の公表についても「具体的な予定はない」としたが、「ご活動をされる中で、いろいろなお考えをお持ちになることは自然でありうることだ」とも述べた。

 風岡長官は会見で、陛下は憲法上の象徴天皇として、国政に関する権能を有しないとの立場にあり、「これまでも制度に関わることは国会の議論に委ねたいと説明されており、生前退位という制度について言及されたという事実はない」と明言。陛下がどのようなお気持ちを持っているかについては「第三者が推測したり、解説したりすることは適当ではない」と述べた。

 また、陛下が心臓の冠動脈バイパス手術を受けた2012年の春ごろから定期的に続いている陛下と皇太子さま、秋篠宮さまの会談では、天皇の「定年制」に関するような議論はされていないと説明。首相官邸とは普段から皇室問題について相談しているものの、生前退位に関してすりあわせをしてきた事実もないと話した。
(引用終わり)
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