王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

西日本豪雨 獺祭 30万本 被害 !!

2018-07-10 06:12:04 | 環境
「獺祭」30万本廃棄へ 原料米に泥水、復旧2カ月以上

先週半ばから西日本を襲った記録的豪雨は7日に至り岐阜県にまで及んで大被害を与えました。
TVの映像で見る倉敷市真備付近の堤防決壊による浸水の被害は目を覆うばかりです。
命を奪われ、逃げ出せても家が流された家は残っても水が運んだ土砂が一階の天井迄詰まっている様では住むに住めません。加えて道路や橋が寸断されているため生活物資はもとより水や電気ガス そしてトイレさえもままならないのでないかと思います。
今朝10日の新聞情報では死者120名ほど行方不明者が80名ほどでまだ被害者の全容も把握できていない様です。

そんな中岩国市の酒造メーカーで獺祭(獺祭)の蔵元旭酒造が浸水により停電したため一升瓶にkン産して30万本の獺祭が廃棄処分になる被害をこうむった様です。
30万本x1.8L÷1000=540KL 
10キロ枡のローリーで54台分もの領になります。
アルコール分があるでしょうから川に流して処分してしまうなんて事はまずいでしょうね。
目の前の河川の増水で1回と地下室の原料米や機械も被害でだめの様です。
そして電力もアウトのため発酵中の「獺祭」も駄目と言う事の様です。
まあなんと損害は14-15億円に上るそうですから大変な被害です。
獺祭はフランス他海外でも銘酒と認められ評判ですから何とか立ち直って欲しいものです。
しかも朝日酒造に限らず今回の豪雨の被害にあった個人邦人の損害は把握できていませんから全体で何千億から1兆円規模の損害になるかもわかりません?!

貧乏人とは言いませんが平均的な庶民でも被害を受けた方はますます暮らしに困るような気がします。
改めてお見舞いを申し上げます。
何とか頑張って欲しいと思います。


写真:酒造前の被害を受けた直売店

朝日新聞:
国内外で人気の日本酒「獺祭(だっさい)」の蔵元、旭酒造(山口県岩国市)は9日、豪雨で酒蔵施設が浸水して停電したため、一升瓶に換算して30万本の獺祭が廃棄処分になるとの見通しを明らかにした。全面復旧には2カ月以上かかり、被害額は計14億〜15億円程度になると想定しているという。

 記者会見した桜井一宏社長と桜井博志会長によると「本社蔵」と呼ばれるビルの前を流れる川が氾濫(はんらん)し、1階が70センチほど浸水。1階と地下室の機械や原料米が泥水につかった。電源もダウンして、発酵中だったものを含め計約50万リットルの酒の品質維持が難しくなった。「獺祭」ブランドでは一升瓶30万本程度が出荷できずに廃棄せざるを得なくなりそうだという。

 同社はコンピューターと手作業を融合した厳密な温度管理で年間を通して酒造りをしている。一宏社長は「発酵のための温度管理ができなければ我々が目指す獺祭はつくれない。機械が復旧するまではその分を他のブランドに転換することも検討したい」と述べた。博志会長は「夏の災害の影響はうちでしか起こりそうもない。公的な電力ばかりではなく、自家発電などの対策も必要だ」と話した。
(引用終わり)
コメント
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