王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

8050問題 元農水事務次官 息子を刺殺 !!

2019-06-03 09:24:53 | 社会

元農水事務次官逮捕 息子が日常的に暴力か

一昨日1日午後東京の練馬区で父親が包丁で息子を刺し殺す悲惨な事件が起きました。

それも息子は44歳(無職)で長年にわたる引きこもり状態、一方父親は元農水省の事務次官(76)で殺された息子は日常的に暴力を振るっていたと見られています。

この日も近所の運動会がうるさいとかで揉めたようです。父親は刺殺の後自ら110番をして殺人の容疑で逮捕されました。 先月末登戸で引きこもり男が19名を殺傷する衝撃的な事件がありましたが、この件は(世間に迷惑をかける前に?!)親が「息子の暴走を殺して止める」という救いのない解決手段をとりました。

有る説によると「幼児期に父親に愛されなかった子は自立しにくい」「母親に愛されなかった子は他人をいじめる」傾向があるそうです。職業が事務次官と言えば「官僚として位人身を極めた」わけですがその過程で「幼児期の子に父親像を示せなかった」のでないかと思います。

その芽は既に「官僚としての出世レースに出た時と息子の人格形成期」にあったとも思われます。

十数年前に現地に引っ越してきて以来「近所の方は息子の」存在を知らない」様ですからひたすら隠し続けてきたのでしょうかね?

「8050(親が80才子供が50才で引きこもり)」或いは「7040」の典型が事件に繋がってしまいました。

わが身を殺して外部への「害を防いだ」としても褒められた話ではありません。それゆえこの事件の内容は「微妙な問題」を含んでします。金持ちの家でも起きる。貧乏人の家でも起きる。国民的課題は間違いありません。素人考えでは「8050 110番」ではありませんが、「相談できる先」を作って当事者、行政場合によって専門家などの知恵を総動員して取り組まないといけないようです。

他にもまだまだ「似たような例があるのでしょう!」もう一度思います。何とも微妙な感じがします。

 写真:元次官(こんな写真しかないんですよ ネットより)

日テレ24:

1日、東京・練馬区で44歳の息子が包丁で刺されて死亡し、農林水産省の元事務次官の父親が逮捕された事件で、息子が日常的に暴力をふるっていたとみられることがわかった。
この事件は1日午後、東京・練馬区の住宅で熊沢英一郎さんが胸などを包丁で刺されて死亡し、父親で農林水産省の元事務次官、熊沢英昭容疑者が殺人未遂の疑いで逮捕されたもの。警視庁の調べに対し、熊沢容疑者は容疑を認めているという。
近所の人「(1週間前に会ったときは)普通だよ。おかしいところは全然ない。息子の話は一切しなかった。」
その後の捜査関係者への取材で、英一郎さんが熊沢容疑者に日常的に暴力をふるっていたとみられることがわかった。英一郎さんは無職で、警視庁は家族間のトラブルがあったとみて容疑を殺人に切り替えて調べる方針。

(引用終わり)

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする