見出しをチラッと見ただけで「ラストラン」に気が付いたので、コロナ禍による乗客の減少で廃線とかバスによる代替え輸送とかによる事情と早合点しましたがそうでは無かった様です。
記事をよく読むと、旧三池炭鉱や三井化学大牟田工場の専用鉄道で100年以上にわたり活躍した「炭鉱電車」の役割が昨年5月には終了していて、この7月31日「ラストラン」となったものです。
同じ写真をもう一度載せます。
ラストランで横一列に揃った電車
好きな方のはたまらない場面だったでしょうね。
このイベントは大牟田市のNPO法人・炭鉱電車保存会により見学応募者多数の所抽選で80人に絞って行われたようです。記事からは今後も動態保存か静態保存なら行われるのか良く分かりませんが、「動く様子を見たい」との小さなファンの声もある様です。「ラストラン」か別の形か妥協案が出ると良いですね。
写真:読売新聞 横に並んだ機関車5両。鉄道ファンらがカメラなどを構えていた
読売新聞オンライン:
旧三池炭鉱や三井化学大牟田工場の専用鉄道で100年以上にわたり活躍した「炭鉱電車」のラストラン見学会が7月31日、工場内の宮浦駅(福岡県大牟田市)構内で開かれ、最後の雄姿が披露された。
炭鉱電車は昨年5月、工場の専用鉄道での運行を終了。見学会は午前と午後の2部構成で実施され、高倍率の抽選で当選した県内外の鉄道ファンら計80人が参加した。大牟田市のNPO法人・炭鉱電車保存会の藤原義弘理事長が電車の歴史や構造を解説。参加者は運転席に座ったり、運行管理のパネル盤が残る宮浦駅を見学したりした。
見せ場の「ラストラン」では、機関車2両が警笛を鳴らしながらゆっくりと走り、最後は全5両が横に並んだ。貨物列車ファンという公務員男性(58)(神戸市)は、妻(51)とともに見学。「こんなに間近で見られるなんて」と感動した様子だった。父親と一緒に来た大牟田市立天領小2年の男児(8)は「できればこれからも動く姿を見たい」と話していた。
(引用終わり)