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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ノーベル平和賞 劉暁波氏!

2010-10-09 00:02:41 | 中国関連
ノーベル平和賞に劉暁波氏=獄中の民主活動家―中国政府は反発(時事通信) - goo ニュース

昨日8日夕刻のTVを見ていると速報の形で「中国の劉暁波氏がノーベル平和賞」に決定と流れました。
月初から中国は「劉暁波氏がノーベル平和賞を授与されるのでないかとの下馬評を嫌って外務省の姜報道官(そう眼鏡の中年の小母さんですよ! 尖閣問題の時、列島は中国のもの」と偉そうに発言したお方)が「平和賞授与は中国とノルウェーの外交関係を損なう」なんて圧力掛けてましたっけ。

まあ圧力なんて「言われただけでビビル相手」には有効ですが、それに屈しない相手には「圧力を掛けた方がそんなものか」と馬鹿にされるのが落ちというもの。
止めとけば良いのに「受賞発表後中国外務省の馬報道官は“中国とノルウェーの外交関係を損なう”と談話をだしました」
別紙では「ノルウェー駐在大使を本国に召還した」とあります。

愉快なのはこの人「ノルウェーの組織に対して“賞の趣旨に反しーー”と自己中」な発言をしています。

劉氏は「12月の授賞式に出られるでしょうか? これは無理でしょうがせめて奥さんの劉霞さんが代理出席できるでしょうか?」出国しても再入国が出来ないかもしれません。
出しても出さなくても中国の「人権問題に関する押さえ込みの態度が明白になりそうです」

海保のビデオさえ公表しないどこかの国と違ってノルウェーがどの様な外交を展開するか?中国がどの様に火消しをするのか見ものです。
しばらく目が離せません。


時事通信:
【ロンドン時事】ノルウェー・ノーベル賞委員会は8日、2010年のノーベル平和賞を中国の獄中にいる民主活動家、劉暁波氏(54)に授与すると発表した。劉氏が1989年の天安門事件に参加したことや、共産党一党独裁の廃止を求めた「08憲章」の主要起草者だったことが授賞理由に挙げられた。これに対し、中国外務省の馬朝旭報道局長は「賞の趣旨に反し、平和賞を冒涜(ぼうとく)するものだ」と反発、「中国とノルウェーとの関係を損なう」と警告する談話を発表した。

 中国在住の中国人がノーベル賞を授与されるのは初めて。ノーベル賞委員会の決定は、中国政府に民主化や「責任ある大国」になることを強く迫る形となった。

 同委は授賞理由の中で劉氏が「中国の基本的人権確立のため長期にわたる非暴力闘争を行ってきた」と評価。その上で、今や世界第2位の経済大国となる中国の新たな地位には「より大きな責任が伴わなければならない」と指摘し、憲法に規定された表現、報道、集会、結社、行進、デモの自由が「明らかに制限されている」と批判した。

 劉氏は天安門事件後、1年半にわたって身柄を拘束された。その後も当局の厳しい監視下に置かれながら、08年には「08憲章」を共同で起草したなどとして逮捕され、今年2月に国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決が確定した。現在も遼寧省錦州の監獄に収監されている。

 中国では平和賞授与決定を報じたNHKの海外テレビ放送のニュース番組中、突然画面が真っ黒になった。当局が視聴を制限したとみられる。 
(引用終わり)

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