下の参考記事は毎日新聞の11日朝5時半の投稿です。
G20サミットは既に10日閉会し岸田首相は(日本時間10日の夕刻)記者会見で「台風の被害(13号?)に有った方々にお見舞いの言葉を述べ帰国後党と内閣の人事を話し合い13日には決めたい」との内容でことさらこの記事の記者が怒る「閉幕前にG20共同宣言の内容など聞いていないとこぼす外務省幹部」に言及する事など有りませんでした。
他のメディアの情報も情報もググりましたが「事前の合意なくモディ首相の一存で風の宣言」と怒る参加国首脳の報道は気が付きませんでした。
首脳会議ですから「日本は岸田首相が”うん”」と言えば良い」事ですからね。誰かのためにする毎日の報道でしょうか??
20か国の全会一致が原則だとすれば「(ロシアを名指しせず)すべての国は領土獲得のための威嚇や武力の行使を控えなければならない」とは緩やかな合意ですが日本時間9日夜には採択された。とあります。
このあと、ウクライナのゼレンスキー大統領は「従来より後退」と怒りのメッセージを発しましたが、当事者では有りませんからね。
この線で共同宣言採択」にこぎつけたのは議長国モディ首相の政治手腕と見ればそうも見えます。多国間協議とはこういう事なのかも知れません。
写真:議長国としてG20サミットの会合に出席するインドのモディ首相=ニューデリーで2023年9月9日、AP
毎日新聞:
それは世界中の報道関係者だけでなく、参加国関係者にとっても突然の知らせだった――。
10日閉幕した主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)では、採択が危ぶまれていた首脳宣言が初日の討議の途中に発表されるという異例の展開で、日本政府も対応に追われた。
「我々のチームの懸命な努力と皆さんの協力のおかげで、首脳宣言で合意に到達することができたという良いニュースがたった今入った」
9日午後3時半(日本時間同日午後7時)ごろ、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」や健康などを討議する会合の冒頭、インドのモディ首相は突然、首脳宣言が採択されたと宣言した。
その同時刻、サミット会場近くのニューデリー中心部にあるホテルの会議室では、日本の外務省が同行記者に、岸田文雄首相の発言内容を説明していた。
モディ氏の発言の真偽を確かめると、外務省幹部は「発言を聞いていないので知らない。少なくとも、私がここに来るまではまとまっていなかった」と驚いた表情で話した。
ある交渉関係者は「首脳声明に合意したなんて一切聞いていない。対外発信の前に、(G20メンバーである)我々には知らせてほしい」と話した。そして一言、「驚いた。ちょっとふざけるなという感じだ」とこぼした。
G20サミットなどでは、外務省が首脳宣言の発表と同時に日本語の仮訳を公表することが多い。外務省はインドの宣言公表後、記者向けに説明の機会を設けたが、配布したのはポイントをまとめた資料だけで、ドタバタぶりを示す形となった。【ニューデリー浅川大樹】
(引用終わり)
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