ウクライナで激戦の続いているアゾフスタリ製鉄所地帯ですが、4月30日(現地時間)アゾフ大隊の副司令官が「市民20人が無事避難した」と発表していました。その後5月1日ゼレンスキー大統領は「アゾフスターリ製鉄所からの民間人退避が始まり、第一陣約100人が脱出したとツイッターで明らかにした」と報じられました。先の20人とこの100人とが内数になるのか外数なのか派判りませんが、初期の外電では80人が退避と報じているのも有りましたから、併せて100人で無いかと思えます。
添付の写真では「胸に赤十字のゼッケンをつけた男性がいます」から国連事務総長の仲介が機能したのかも知れません。そうだとすると残る900人程の市民も退避できると良いのですが、どうなるでしょう?!
仲裁は「時の氏神」との言葉が有ります。ロシア人に通じるのか判りませんが、一時の緊張緩和を利用して、付近の兵力の再配置(東部或いは西部への移動)が可能になります。それはウクライナにとってもあり得ます。いずれにしても市民・民間人の犠牲が避けられれば、幸いな事です。
上手く仲介が昨日する事を願っておきます。
写真:1日、ウクライナ・マリウポリの製鉄所そばの地域を離れ、近郊の一時退避所に着いた市民と赤十字国際委員会スタッフ(ロイター=共同)
共同通信:
【キーウ(キエフ)共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、ロシア軍が「制圧」を宣言したウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所からの民間人退避が始まり、第一陣約100人が脱出したとツイッターで明らかにした。 国連が仲介しており2日に南部ザポロジエに到着する予定。製鉄所には民間人約千人がとどまっているとされる。退避作業の成否は行き詰まっている両国の停戦交渉の行方にも影響しそうだ。
退避作業は国連と赤十字国際委員会が両国と調整し実施。ゼレンスキー氏は残りの民間人についても避難を調整中だとした。国連当局者はAP通信に状況は「極めて複雑だ」と語った。
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