昨日23日北海道の礼文島沖を「ロシア軍の哨戒機1機が同日午後1~3時台の計3回にわたって北海道・礼文島沖で領空侵犯を繰り返したことを明らかにした」防衛省が発表しました。
いつもなら「遺憾の意を表しい厳重抗議」で終わるところさらに「警戒に当たった航空自衛隊の戦闘機が火炎弾(フレア)による警告を実施した。フレアの使用は1958年に対領空侵犯措置を開始して以来初めてとなる」そうです。
この発表の後、同日中に:
香田洋二・元海上自衛隊自衛艦隊司令官は「空自機はロシア機に対し、領空に入ってこないよう伝えるためにフレアを放ったと考えられる」と指摘する。
領空を侵犯する恐れがある航空機に対し、通常は無線で警告したり、翼を振って伝えたりと段階を追って信号を送るが、「それでもコースを変えない場合にはフレアや機関銃を使って警告することはある。ただし、空自のスクランブル機も地上の司令部と連絡を取り、正規の手続きにのっとり、警告としての射撃を行ったはずだ」と解説する。
上記のように「警告としての射撃」「正しく対応」 と念押しのコメントを出しています。「空自」に関しては
ようやく「当たり前の対応」がなされるようになりました。
写真:北海道礼文島の北方を領空侵犯したロシア機=防衛省提供
毎日新聞:
防衛省は23日、ロシア軍の哨戒機1機が同日午後1~3時台の計3回にわたって北海道・礼文島沖で領空侵犯を繰り返したことを明らかにした。警戒に当たった航空自衛隊の戦闘機が火炎弾(フレア)による警告を実施した。フレアの使用は1958年に対領空侵犯措置を開始して以来初めてとなる。日本政府は外交ルートを通じてロシア側に「極めて遺憾」と厳重に抗議するとともに、再発防止を強く求めた。
防衛省統合幕僚監部によると、哨戒機は日本海側から北東に向かって午後0時50分ごろに礼文島沖に飛んでくると、南北方向にジグザグに飛ぶ中で午後1時3分ごろから約1分間領空を侵犯した。その後もジグザグ飛行を繰り返しやがて東西方向に旋回するなかで午後3時31分ごろから約30秒間、午後3時42分ごろから約1分間領空を侵犯したという。午後5時50分ごろに現場空域を離れて、日本海を西に飛行した。
(引用終わり)
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