王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

欧州中銀  無制限国債買い入れ!

2012-09-07 07:43:06 | 海外
無制限の国債購入へ=ユーロ防衛へ「切り札」―欧州中銀(時事通信) - goo ニュース

6日欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は「同圏の国債を無制限で買い入れると表明しました。
開設によればイタリヤやスペインの国債を買い入れ利回りの上昇を防ぐ狙いがあるそうです。

話をアジア圏に振ればIMF傘下で債務不履行(デフォルト)になれば猛烈なIMF管理(財政と人員の大幅カット)が行われました。今後も起きればそうなるでしょう。

さてドラギ総裁の発言は二つの」側面が有ります:
表面:EU通貨圏を堅守する
   財政再建が出来ない国は(やがて)ECB管理にする
裏面:この発言でイタリヤやスペインは財政再建を手抜きする
   その結果はドイツとフランスの財政負担は益々大きくなる。両国の国民は怒る!

さてこの様な矛盾の中でEUの通貨圏と経済圏を統一的に維持することでどこのだれが得をしているのでしょう?
よく分かりません?

人の頭のハエを気にするより自分の頭の上を舞う1000兆円の国債残高をどう処置するか? 大方針を決める必要があります。
既存政党からでも維新の会でも衆参両院で過半数か連立を組んで衆院で3分の2を取れる政権が出来ないと無理な事がよく分かりました。
衆院の解散は「近いうち」ですが参院の半数改選は「2013年の7月以降」ですから日本国民の意思が立法府に反映されるまであと一年掛かります。民主党にすっかり騙された苦い思いを忘れずにまずは衆院選でしっかりした党と人物を選びましょうね。


写真:ドラギ欧州中銀総裁

【フランクフルト時事】欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は6日、定例理事会後の記者会見で、ユーロ圏諸国の国債利回り上昇を抑えるために同圏の国債を流通市場で買い入れると発表した。総裁は「買い入れ額に制限は設けない」と表明。市場沈静化まで買い入れを行う方針を示し、必要があれば巨額の資金を投入する決意を強調した。

 イタリアやスペインの財政を脅かす利回り上昇を抑えてユーロを防衛するための「切り札」とされるECBの国債購入の詳細が固まったことで、欧州の危機対策は大きく進展したことになる。 


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