王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ビンラディン容疑者を米が殺害

2011-05-03 06:02:16 | 海外
ビンラディン容疑者を米殺害 パキスタン首都郊外で作戦(朝日新聞) - goo ニュース
1日夜(米東部時間)01年9・11テロの首謀者とされている「オサマ・ビンラディン容疑者を殺害した」とオバマ大統領が声明を発表したそうです。

1日パキスタンの北部の潜伏先に米国の特殊部隊が突入し銃撃戦の上、ビンラディンの遺体を確保したようで遺伝子検査で本人と確認されたとか。


何とも長い戦いでしたね。
まあ犯行後(実行)声明を出していましたから首謀者だとして:
米国は執拗にビンラディンの行方を追及していたのですね。
又ビンラディンが対テロ戦闘中のアフガンの隣接地にいたとは驚きです。では何処だ?と聞かれても困りますがまあパキとアフガンの国境付近でシンパの多い地区あたり。
昨年8月から潜伏先を特定し監視していたそうで米軍の情報戦の勝利でしょうか。

これでアルカイダの力が落ちてゆくのか?報復を唱えテロ行為を増やすのか?両論あってまだ判りません。
でも米国としては「ビンラディンを捕えなければ(生死を問わず)国内外に正義の旗を打ち立てられません」でした。
その意味では一つの節目を迎え次の10年に向かってゆきます。
イラクの撤退(は決まっているようですが)やアフガンからの撤退が動き出すと良いですね。でも現地は泥沼の混迷に陥るかも知れません。
米国内外での一般人に対するテロも有りそうです。嫌ですね。


朝日新聞:
オバマ米大統領は1日夜(日本時間2日)、ホワイトハウスで、2001年の米同時多発テロを首謀したとされる国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者が死亡した、とする声明を発表した。米側がパキスタンの首都イスラマバード郊外で殺害し、遺体を確保しているという。同容疑者の死亡によって、約10年に及ぶ米国のテロとの戦いは大きな節目を迎えた。

 オバマ大統領は声明の冒頭で「米国の作戦によってオサマ・ビンラディン(容疑者)が死亡した、と報告する」と述べた。就任直後からビンラディン容疑者を拘束か殺害することを、最優先課題にしてきたとし、「アルカイダ打倒の戦いの中で、最も大きな成果だ」と強調した。

 声明によると、米政府はパキスタン当局の協力で昨年8月、ビンラディン容疑者がパキスタンに潜伏していることを突き止めた。先週、身柄を確保するための作戦に乗り出すことを決め、オバマ大統領の命令で1日、同国北部アボタバードの潜伏先で作戦が実施された。ビンラディン容疑者は銃撃戦の末に死亡し、遺体は米政府側が確保したという。

 ビンラディン容疑者の死亡によって、アルカイダの求心力が大きく低下することは間違いない。今年7月に、アフガニスタンからの駐留米軍撤退を始めるオバマ政権にとって、極めて大きな成果と言える。一方、指導者を失ったアルカイダ側が、欧米を標的にした「報復テロ」の動きを強めるおそれもある。

 このため、オバマ大統領は「我々は国内外で警戒心を保たねばならない」と、テロへの警戒を呼びかけた。また、「米国はイスラム世界と戦争しているわけではない」とも述べた。

 米同時多発テロの直後、ブッシュ前米大統領はアフガニスタンのタリバーン政権に対し、国内に潜伏しているとされた同容疑者の引き渡しを要求したが、タリバーン側が拒否。これを受けて米英軍はアフガン攻撃に踏み切った。

 同容疑者はその後もアフガン東部での度重なる空爆を逃げ延び、アフガンと隣国パキスタンにまたがる山岳地帯に身を潜めてきたとされる。同地域の住民はタリバーンの主要構成民族だったパシュトゥン人で、アルカイダを「神の軍隊」と敬い、排他的な部族社会の中で隠れ家を提供してきたとみられる。情報提供者への報奨金にもかかわらず、米軍の情報収集は困難を極めた。

 米当局によると、ビンラディン容疑者は米同時多発テロ事件に主犯として関与した疑いが持たれている。事件は4機の旅客機がハイジャックされ、ニューヨークの世界貿易センタービルに2機、ワシントンの国防総省に1機が突入。ピッツバーグ郊外では1機が墜落した。合計で3千人近くが死亡した。

 米当局はテロ実行犯として旅客の中から19人を特定。うち数人をアルカイダのメンバーと確認し、指導者であるビンラディン容疑者を首謀者と認定した。同容疑者は04年10月、中東の衛星テレビが放映したビデオで、米同時多発テロへの関与を初めて認めた。

 同容疑者は、サウジアラビアで建設業で財をなした富豪を父に生まれた。旧ソ連がアフガンに侵攻した1979年以降にイスラム・ゲリラに参加。湾岸戦争でサウジが米軍駐留を認めたことへの反発から反米闘争を始めた。

 93年の世界貿易センタービル爆破事件でも資金援助した疑いがあるほか、98年のケニア、タンザニア両国での米大使館爆破テロ事件でも首謀者だったとされている。(ワシントン=望月洋嗣、イスラマバード=五十嵐誠) (引用終り)


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